◇ 2021.01.19 山梨大学医学部附属病院 山梨県内で感染拡大 救急医療にも影響(2021.01.19 19:00 UTY)
山梨県内の感染状況は、大学病院の救急医療を揺るがしています。
ワクチンの普及の見通しも含めて、山梨大学医学部附属病院の武田正之院長に聞きました。
山梨県内の感染状況は、大学病院の救急医療を揺るがしています。
ワクチンの普及の見通しも含めて、山梨大学医学部附属病院の武田正之院長に聞きました。
県内の新型コロナウイルスの重症者は、過去最多の5人に上っていますが、附属病院はこの内の3人の治療にあたっています。
3人は全員、人工心肺装置、エクモが必要となる重篤な状態だといいます。
このため高度医療を担う大学病院として、命の選別にもかかわる苦渋の決断も現実味を帯びてきたと言います。
3人は全員、人工心肺装置、エクモが必要となる重篤な状態だといいます。
このため高度医療を担う大学病院として、命の選別にもかかわる苦渋の決断も現実味を帯びてきたと言います。
さらにその影響は救急医療体制にも。
「現状、実は先週から救急は制限している。救急車をこっちに運ばないでくれ。緊急の人が来ても、ICUが入れないから対応できない可能性があるので、できる限り地元か、下手すると県外(の病院)に行ってくれという話になるし、救急隊にも言っている。」
あわせて附属病院は(2021年)1月18日、県内の医療機関にも医療体制のひっ迫を理由に、患者の転院を制限する通達を出しました。
「現状、実は先週から救急は制限している。救急車をこっちに運ばないでくれ。緊急の人が来ても、ICUが入れないから対応できない可能性があるので、できる限り地元か、下手すると県外(の病院)に行ってくれという話になるし、救急隊にも言っている。」
あわせて附属病院は(2021年)1月18日、県内の医療機関にも医療体制のひっ迫を理由に、患者の転院を制限する通達を出しました。
こうした中、感染拡大の砦として期待されるワクチンについて附属病院は
「国から連絡が来ているのは、2月末にワクチンを供給して全職員と警察と消防とか周りの医療機関、1000何百人分をこちらに送るから打ってくれと言われている。
そうやって打っても全県民にはまだいかない。そうすると1年や2年じゃ済まないというのが予測で、4月以降も同じような(感染拡大の)状況は続くと思う」
と言います。
止まらない感染拡大にひっ迫する医療体制。
一人一人の命を守るためには、やはり地道な感染予防対策が欠かせないと呼びかけます。
「国から連絡が来ているのは、2月末にワクチンを供給して全職員と警察と消防とか周りの医療機関、1000何百人分をこちらに送るから打ってくれと言われている。
そうやって打っても全県民にはまだいかない。そうすると1年や2年じゃ済まないというのが予測で、4月以降も同じような(感染拡大の)状況は続くと思う」
と言います。
止まらない感染拡大にひっ迫する医療体制。
一人一人の命を守るためには、やはり地道な感染予防対策が欠かせないと呼びかけます。
(編注・お話はここで終っていません、院長先生がUTYインタビューの最後に話された事もお聞きください。)
YouTube インタビュウ動画です(3分30秒程)◇ 2021.01.20 コロナ重症増加で救急医に危機感(NHK甲府放送局 01月20日 18時25分)
前半ではUTYが報じた内容と同様な状況が書かれていますので、後半から引用しておきます・・・
一方、重症者を受け入れているもう1つの病院、甲府市の県立中央病院は現在のところ、通常通り対応しているとして救急診療の制限などは行っていないということです。 また県によりますと、ほかの医療機関についてもいまのところ制限を行うなどの申し入れはないということです。
県内での患者の増加を受けて県は今月(2021年1月)8日、確保する病床を190とする県の計画の3段階目の「フェーズ3」に引き上げ、対象の県内11の医療機関が病床を確保していますが、今月に入って入院患者が急増し病床の使用率が20%を超える状況が続いています。
このため県は、医療機関の負担を軽減するために、今月14日から軽症者や無症状の人で重症化リスクの少ない人は直接、宿泊療養施設に入ってもらい対応にあたっています。
県の担当者は「県民には基本的な感染防止対策を徹底してほしい。通常医療への影響が出ないよう医療機関の負担が偏らないようにするとともに、感染拡大を食い止められるよう取り組みたい」と話しています。
前半ではUTYが報じた内容と同様な状況が書かれていますので、後半から引用しておきます・・・
一方、重症者を受け入れているもう1つの病院、甲府市の県立中央病院は現在のところ、通常通り対応しているとして救急診療の制限などは行っていないということです。 また県によりますと、ほかの医療機関についてもいまのところ制限を行うなどの申し入れはないということです。
県内での患者の増加を受けて県は今月(2021年1月)8日、確保する病床を190とする県の計画の3段階目の「フェーズ3」に引き上げ、対象の県内11の医療機関が病床を確保していますが、今月に入って入院患者が急増し病床の使用率が20%を超える状況が続いています。
このため県は、医療機関の負担を軽減するために、今月14日から軽症者や無症状の人で重症化リスクの少ない人は直接、宿泊療養施設に入ってもらい対応にあたっています。
県の担当者は「県民には基本的な感染防止対策を徹底してほしい。通常医療への影響が出ないよう医療機関の負担が偏らないようにするとともに、感染拡大を食い止められるよう取り組みたい」と話しています。
◇ 2020.10.27 「コロナで大学軽視浮き彫り」 新著出版の山梨大・島田真路学長に聞く(産経新聞)
この記事は知りませんでした。産経新聞サイトを確認していた時に気付いたので追録しておきます。産経記事は消えないのでブログに引用はしません。このブログでは、これも産経から知ったのですが 「PCR検査抑制は日本の恥」 山梨大・島田真路学長に聞く(報道記録)(2020-05-07)を書いていました。
この記事は知りませんでした。産経新聞サイトを確認していた時に気付いたので追録しておきます。産経記事は消えないのでブログに引用はしません。このブログでは、これも産経から知ったのですが 「PCR検査抑制は日本の恥」 山梨大・島田真路学長に聞く(報道記録)(2020-05-07)を書いていました。