国土交通省関東地方整備局に置かれている 首都圏渋滞ボトルネック対策協議会 が実施主体です。
2012年11月18日(日)迄・・・『今後の渋滞対策を効率的・効果的に進めていくために最新の交通データを用い、「渋滞箇所の候補」を選定しました。 この「渋滞箇所の候補」が皆様が日頃から感じている実感に合っているかお聞かせ下さい。 また、抽出されていない渋滞箇所があればお聞かせください。』
◇ 渋滞に関するアンケート これがアンケートページです。
【首都圏渋滞ボトルネックについて[PDF:6166KB] 】から抜粋
◇ 2012年11月07日、関東地方整備局記者発表-教えてください! あなたの地域の渋滞(首都圏) が今回アンケート本筋のプロジェクトです。対象は首都圏の1都3県(埼玉、千葉、東京、神奈川)
1都3県以外の関東整備局管轄地域各県でもこのアンケートが実施されていますが、、山梨県では
◇ 甲府市-渋滞に関するアンケートを実施します(更新日:2012年11月9日) 甲府市都市基盤整備室道路河川課道路係
今後の渋滞対策を効率的・効果的に進めていくために最近の交通データを用い、「渋滞箇所の候補」を選定しました。この「渋滞箇所の候補」が皆様が日頃から感じている実感に合っているかお聞かせください。また、抽出されていない渋滞箇所があればお聞かせください。
■アンケート対象
・対象エリア: 茨城県、栃木県、群馬県、首都圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)、山梨県、長野県における高速道路・首都高・一般道の主要渋滞箇所に関するご意見
・実施対象: 各家庭で所有する車両を主に運転される方で、普段移動するルートの中で特に渋滞していると感じる箇所を中心にご回答ください。
■募集期間 ・平成24年11月9日(金曜日)~平成24年11月18日(日曜日)
◇ 山梨県-教えてください! あなたの地域の渋滞(更新日:2012年11月9日)
○甲府河川国道事務所と山梨県では、山梨県内の渋滞を解消し、円滑な交通流を確保するため、「山梨県道路交通円滑化・安全委員会」を設立し、地域のご意見を伺いながら検討を進めているところです。
○今回は、最新の交通データから抽出した渋滞箇所の候補について、皆様のご意見をお伺いするため、アンケート調査を行ないます。
アンケートに関する問合せ・・・山梨県道路交通円滑化・安全委員会事務局(国土交通省関東地方整備局甲府河川国道事務所計画課)
○関連資料--案内広告(PDF:597KB) 【編注・ちなみに同様なPDFファイルは甲府河川国道事務所や、各地の関東地方整備局の事務所・管理所にもあるようです】
○関連リンク--あなたの地域の渋滞 http://www.ktr.mlit.go.jp/jutai/jutai.html 【編注・これは上記の 「渋滞に関するアンケート」 ページにジャンプします】
このアンケートページから読み出せるのですが、山梨県内で指定予定の渋滞箇所63地点の一覧表です。
これについて、1都3県の地点公表データ 【協議会第2回-主要渋滞箇所の候補リスト[PDF:220KB]】 と比較すると分かりますが、指定される理由(データ解析結果)が不明です。単なる地点一覧表です。
この事に疑問を感じたので、ブログに書いておく事にしました。
ちなみに、同じ一覧表で 長野県は交差道路も表記されていて分かりやすいです、地域性の違いかな。
以上の考察(ここに書きませんが他県の情報を含め)から、山梨県内のアンケートは首都圏渋滞ボトルネック対策協議会によるアンケートと同期して、1都3県以外の茨城、栃木、群馬、長野と同時に実施されているものです。甲府市の広報ページでは県内の実施主体が不明ですが、山梨県庁が知らせているのが・・・・
甲府河川国道事務所-山梨県道路交通円滑化・安全委員会事務局
このページで、【第11回 山梨県道路交通円滑化・安全委員会、資料2 委員会資料(本編)[PDF:2259KB] 】の 10/19 ページが一般道路の主要渋滞箇所の候補の選定データです。
しかし、9/19 ページに書かれている「渋滞箇所選定の視点」は、首都圏渋滞ボトルネック対策協議会、【第2回(平成24年7月26日) 指標の考え方(参考)[PDF:510KB] 】 と比較すると、全く意味不明です。山梨県ではどんな状況を指して渋滞と言うのか私にはわかりません。会議録を全部読んでみれば、どこかに書かれているかもしれませんので後日。
「指標の考え方」も私には難しいですが、「損失時間 80万人・時間/年」 などの理論的な事が理解できれば、数値的にも理解できるかも知れません。
平均速度 20km/h が渋滞査定の閾値とは知りませんでした。これでは東京中心部では常時渋滞と査定されるでしょう。私は都内走行では 4km/15分(16km/h) を想定して時間を読んでいました。外へ出るときはその倍速で想定してほぼOK、100キロなら3時間。
・・・ということで、首都圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)以外でも実施されている渋滞アンケートは、それぞれの地域で行政と国土交通省が組んで遂行する施策を推進するためのアリバイ工作だと私には思えました。山梨では新山梨環状道路北部区間=国道20号線の渋滞解消というメインテーマに関わっているでしょう。
そもそも、こういうアンケートで 「渋滞の定義」 を説明することなく問いかけている点からして税金の無駄遣いだと私は思いました。普遍的に「定義された渋滞」と、地域性が反映された「渋滞の実感」、その比較も大切だと私は思います。(私は山梨県内を走行していて「渋滞」を感じることはほとんどありません、交差点の通り方が下手だなぁと感じることの方が多いです、これは山梨県外でも同じです。)
それにしても、甲府市や山梨県のこの分野の広報記事には十二分に用心してかかる必要があると、今回も感じることになったのは残念です。
茨城県移動性・安全性向上委員会事務局 国土交通省関東地方整備局常陸河川国道事務所計画課
道路行政マネジメントを実践する栃木県会議事務局 国土交通省関東地方整備局宇都宮国道事務所調査課
群馬県域移動性(モビリティ)・安全性向上検討委員会事務局 国土交通省関東地方整備局高崎河川国道事務所計画課
首都圏渋滞ボトルネック対策協議会事務局 国土交通省関東地方整備局道路部
山梨県道路交通円滑化・安全委員会事務局 国土交通省関東地方整備局甲府河川国道事務所計画課
長野県移動性・安全性向上検討委員会事務局 国土交通省関東地方整備局長野国道事務所計画課