2012年11月16日 一般社団法人 日本経済団体連合会「衆議院解散に関する米倉会長コメント」、が出ていましたので残します。
与野党間の信頼関係を維持し、政治を前に進める観点から、野田総理の決断を評価する。
目下わが国は、震災復興、デフレ脱却と経済再生、エネルギー政策の見直し、社会保障制度改革、外交・安全保障問題など課題山積の状況にある。
これらの重要政策を前進させるためには、政治の強いリーダーシップが求められる。
各党には、政策本位の選挙戦を通じ、わが国の進むべき道筋を国民に明確に示してもらいたい。
参議院でいずれの政党も過半数を持たない状況に鑑みれば、総選挙の結果がどうであれ、与野党の協力なしに法案を成立させることはできない。総選挙後、与野党が、国益・国民生活本位の立場から、力を合わせて重要政策を推進することを強く期待する。
以上
「国益・国民生活本位の立場」 「国益」と「国民生活本位」 この言葉は単純に並列して使えるものではないことは、3.11以来(私のように分かっていなかった人間としては)はっきり分かったことでした。
「国益」 という言葉はこれまでも様々な場面で使われてきました。それがどういうことを意味するものなのか、私は理解不足です。
それとも、「国益本位と国民生活本位との合意形成をする立場」 との意味でしょうか、それなら分からなくもない。
「地球にやさしい」 というキザな言葉があります。今、自分としては一番楽な方法も否定せねばならないことを意味するものだと、私は理解しています。タバコのポイ捨て、一番楽です、でもそれは地球にやさしくない、というような。
「国益・国民生活本位の立場」 は両立し併存するものかどうか、そのことをじっと見ていきたいと私は思っています。
これを敷延して考えれば、「組織益」 とは何のために守らねばならないものなのか、それを考えることに繋がると思っています。
弱いから群れるのではない、群れるから弱いのなら、組織の強さとは何か。誰が何のために組織の強さを求めるのか、そこの部分でしょうか。「一将功成りて万骨枯る」 そんな言葉をふと思い出します。
見栄え良い単語を並べられて騙される、まるでオレオレ詐欺に引っ掛かるようなもの、そんな自分から抜け出したい。
葉隠聞書にある言葉ですが、「人は生きるほうが好きだ、好きな方に理屈がつく」 と。すなわち、二つの道があれば自分が生き延びる有利な方にもっともらしい理屈をつけて自分を守る道に進むものだが、武士道というものは自分が死ぬ方を選ぶものなのだと言うのです。 私の判断、行動はいつも 「武士道とは死ぬこととみつけたり」 にのっとりたいと思っています。
衆議院議員選挙 公示 12月4日、「ウェブページ」に設定したページで山梨県での立候補予定者と報じられている方々のサイトリンク集を置きました。私は単細胞ネティズンです。候補者とそれを支援する「組織」に関する落選サイトはこれから検討します。