甲府市議会議員の野中一二さんが議会会派の新政クラブで実施された視察のレポートをアップロードされました。久しぶりに視察記事を読んだのですが、これが面白かったです。
長野県佐久市で、「新幹線佐久平駅及びその周辺開発について」、これはタイトルを見た時にリニア中央新幹線の関連だなと察しがつきまして的中でした。
『新幹線、新設鉄道路線あるいは今回のリニア新幹線などが開通すると「ストロー現象」で人口は流出するとか、観光地の玄関として商業の活性化につながるなどの様々な思惑による意見が飛び交ってくるのだが、今回の甲府市におけるリニア新幹線の駅新設については「これだ」というのが何もないのが現状である。』 とお書きになっています。
『今回の視察は非常に参考になったのだが、あえて新駅で失敗した事例などを今後検証する事でより良い新駅の姿が見えてくるであろう。』と締めくくられておられるのですが、失敗の事例から学ぶのは難しいものです。それをあえてお書きになるスタンスを私は貴重だと感じました。
群馬県太田市の視察は「青色LED防犯灯ESCO事業について」 ですが、読んでいてはっとしたのが街路灯を誰が設置し管理するかという問題です。広げて言えば、これは公共事業と考えるべきものなのか、そうではない自治会(町内会)活動のひとつという位置づけなのかです。甲府市の事例は「甲府市自治会のしおり」が読めた時に知りました。私には分からない地域の事情です。
そう言えば昨年山梨県議会の視察報告公開がどうとかこうとか揉めたような話がありました。その後をフォローしていませんので、時間が出来た時にでも確認してみます。