甲府市議会の臨時議会ではありませんでした。
ニュース記事に気が付いて甲府市議会サイトを確認したのですが、臨時議会招集の記事は見つからなかったのです。甲府市ホームページでも教育委員会のページでも特に記事は無く、連休明けにでも確認しようかと思っていました。
ところが久しぶりの巡回中に甲府市議会議員神山玄太さんのブログで、2012年05月01日【議会報告】平成24年5月民生文教委員会 が読めました。以下の内容です・・・
平成24年5月民生文教委員会が開催されました。
日時:2012年5月1日(火)13:30~
場所:甲府市議会 相生仮本庁舎 第2委員会室
主な議題
1.小・中学校におけるパソコンの紛失について
この記事は、NNNニュースの記事として全国配信されているものなので、この事案で甲府市が臨時議会を招集したという誤解が残るといけませんから、正確な情報を残します。
ちなみに、甲府市議会民生文教委員会は8名で、【政友クラブ】 荻原隆宏(委員長)、池谷睦雄、坂本信康、【新政クラブ】 桜井正富、山中和男、【公明党】 植田年美、【日本共産党】 内藤司朗(副委員長)、【無所属】 神山玄太 の諸氏で構成されています(敬称略)
ネット発信をなさっているのはお二人だけですが、甲府市サイトから情報が発信されない状況が続くなら、市民の代理人としてしかるべき対応をお願いしたいと思います。
委員会における各議員からの発言、質問、それに対する理事者側の答弁の内容を市民に知らせることは大切なことです。
私は4月10日に 甲府市ノートパソコン39台盗難ニュースで感じた絶望感 を書きました。この事案で最大のポイントは、甲府市の子供たちにどのようなIT教育が行なわれているか、それに尽きます。物品の紛失・盗難より私はこちらの方が基本的な問題だと考えています。
委員会でどなたかが質問されたなら、その答弁を知りたい、奇しくも「憲法記念日」の記事になりました。
補足記事です。私は2008年2月に発生した「甲府市小学校でPCウィルス汚染」について記録を残しています。この2月15日に続いて、「ウイルス感染の対策始まった」と、「甲府のPCウィルス続報」の3本でした。
その最後に書き残しています・・・『新聞記事から読み取れる限りでは、こういう問題に対策する時のセキュリティ感覚が教育関係者の皆さんは狭過ぎるように感じました。』
そうだったのです、3.11以後の給食問題も同じパターンでした。連休明けには新聞に頼らない自らの明確な情報発信があることを願っています。【2012-05-04 追記】
実は、最初にニュース記事を目にした時、甲府市もやっと腰をあげた、この事案は臨時議会を招集するに値するものと考えられたのだと感動したのですが、そうは問屋が卸さなかった。
同じような事案ですが、過日の災害がれき広域処理に参入するかどうかの決定に際しても、全市民の代表である議会に諮るべきだったのです。
◇ 甲府市議会だより第173号5月1日の最後に掲載されている 「東日本大震災における震災がれきの受け入れに関する決議」 (これは 2012.03.28 甲府市議会の震災がれきの受け入れに関する決議と記事にしています、決議内容は同じ) はありましたが、私のような行政オンチでもすぐに調べられた程度の瓦礫量推計や被災地の状況が総量や平均では語れないことは議員諸氏も確認なさっていると思います。ネットではその広域処理への疑惑を突く記事も多数読めました。4月6日回答について臨時議会を招集し再度の審議が行なわれるべきでした。
3月26日閉会までに広域処理に関する様々な疑問は折り込み済みで審議終了していた、その結果で市長-県知事の環境省宛回答になったということでしたら、「現段階では意思表示できない」という他県の回答と比較してあまりにお粗末だとしか言えません。しかしこの問題は既に山梨県の出番は無くなったのでおしまいにしましょう。
◇ 連休明けには甲府市内のお母さん達によって 給食の放射能測定、安心確保についての要望 が出されようとしています。これは 3.11からの給食安全プロジェクト、関連する甲府での活動 に書きました。近県の状況はネットから多数の民間レベルの活動とそれに対応する行政の姿が見られます。
◇ 甲府市議会の皆様におかれましても、~お母さんが笑うと、みんながしあわせ~という甲府市にしていただけるように、お母さん達の活動に側面からのご支援、ご尽力をいただけることを願っております。地域有力者の名前など多分ひとつも無いであろう署名簿を恭しく受取り、後ろ手でゴミ箱に投げ込む行政にはさせないで欲しいと思います。
毎日新聞山梨版 4月20日の記事で状況が書かれているのに気が付きました・・・
http://mainichi.jp/area/yamanashi/index.html
> 教委は19日、新たに市内の小学校1校と中学校1校でそれぞれノートパソコン1台の紛失が確認されたと発表した。2校は盗難被害にあったとして県警に被害届けを提出する方針。紛失したパソコンは小中学校13校で計41台(約164万円)になった。
市教委学事課によると、市教委が当初、パソコン保守管理業務の委託業者と共に台数を確認した際、業者とこの2校の間で連絡の行き違いがあり、紛失を見落としていたという。
-------------- という部分ですが、
パソコンの保守はともかく、数を把握するのに業者も一緒にということなので、管理を業者委託というのはどういう意味だろうか。
修理かメンテナンスに出しているパソコンがたまたまあったということか。
甲府市のIT教育が、かなりいい加減なものでは無いかという疑惑がかなり増大しています、私には。
保守についてはパソコンのハードを扱い慣れていない教員では出来ない事(メモリー増設とか、ハードディスクのデフラグとか)は色々あるので、これは仕方ないと思います。かなり予算を食っているでしょう。
いつ頃購入したパソコンかわかりませんが、4万円/台というのは購入単価で、その後のメンテナンス費用を含めたら、かなりの金額になるでしょう。
>甲府地検は2日、甲府市内の市立小学校からパソコン1台などを盗んだとして逮捕された同市教委の元嘱託職員を窃盗罪で甲府地裁に起訴した。
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記事を読んで、この裁判を傍聴したいと思いました。可能なら裁判員裁判になると良い。
単なる窃盗事案で審理が進んでも、裁判員さんが質問なされば、
彼が子供たちにどのような事を教えていたのか、教室、教材などはどういう状況にあったのか、何故犯意が生じたのか、理由もわかるでしょう。
裁判員の氏名は非公開ですが、こういうことをキチンと質問なさる方は必ずおられるはずだと思い、私は期待しています。