【2015-10-18 補足です】
特別委員会会議録が公開される以前、9月24日に参院サイトを調べていて、
第189回国会 附帯決議一覧から気付いた安保法制附帯決議のPDFファイルをダウンロード、
「参議院安保法制特別委員会の附帯決議 2015年9月17日」 として横書き掲載しました。
委員会事務局は附帯決議案をMicrosoft Wordで作成、印刷して特別委員会審議の準備をしていたのでしょう。これは全委員に配付され審議されて採決される予定だったはずです。
それが委員に配付されず審議もされず、『なお、両案について附帯決議を行った。』と委員会会議録に記された。9月19日本会議で安保法制2案が可決成立したことにより、決議を前提として作成されたMS-Wordファイルのファイル名「附帯決議案(平和安全法制)日付入り案なし」【本文が、「・・・附帯決議(案)」 とはなっていない】をそのままPDFファイル化して「附帯決議一覧ページ」にアップロードした経緯だと推測します。
(案)無しで提示される予定だったのは自民・公明・元気・次世代・新党改革の委員で原案通り決議とするシナリオだったことが分かります。
私は気になっているのですが、
安保法制2法が公布されるプロセスのどの段階にあるのか、
『公布を要するものは、これを内閣を経由して奏上し、法律は、奏上の日から三十日以内にこれを公布しなければならない。』(国会法)。陛下の御名御璽が付されて公布されます。
「安保法制の公布はできない、特別委採決はやはり詐欺に等しいようだ」と書いたのは9月30日でした、以来私の時間が停まっています。
『奏上の日から三十日以内』、この30日間が日本国憲法を守る国民に残された最後の時間です。食欲の秋だ、観光シーズンだと浮かれた報道に喜んでいるときではない。
ということで、この記事タイトルに「安保法制は非成立だった」と追記しておきます。
国民車として一世を風靡した Volkswagen が巻き起こした問題が終息したのかどうかは確認していませんが、偽装工作でマンションが傾いた問題が拡大しつつあるようです。
安保法制参院特別委員会の9月17日採決会議録が10月11日に公開され、それを確認して唖然としていることをブログに書き綴ってきました。
この会議録のような状況下で定められた法律により自衛隊員を戦地に送り出すことに賛成できるはずが無い。積極的平和主義などと語る人々を信じるほどバカでは無い。
10月17日に開催された「甲府大好きまつり」、梯子乗りを見ながら、この素晴らしい技が、梯子を組み上げた人達や、その梯子を支えている人達との強い信頼関係があるからこそだと感じていました。
2015年10月17日に、「公表された議事録作成の経緯の検証と当該議事録の撤回を」ー賛同署名と拡散のお願い(澤藤統一郎の憲法日記 ) と 本日からスタート~安保特別委の議事録ねつ造への抗議と撤回を求める賛同署名の呼びかけ~(醍醐聰のブログ) が出ています。
既に前記事でも書いていますが、この申入書でも参議院規則第49条、第136、第137条に言及されているので 「参議院規則」 にリンクしておきます。
参院特別委員会の採決会議録が撤回されて、安保法制の本会議採決も破棄され、参議院で安保法案の再審議が始まらない限り、全ての信頼関係は失われて社会を支えた来た屋台骨は崩れ、ついには国が崩壊します。
安倍一味に荷担する人々も含めて、全ての国会議員は参院特別委員会の審議と採決のやり直しを進めるべきだと思います。
安保法制は成立した、公布を待つだけだとしてこの法制について語るなら、この会議録が正当だという理由を丁寧に説明することから始めるべきです。このことは山梨県内の自民・公明議員やその支持者の皆さんにお願いしておきます。
◇ 森屋 宏(自由民主党-公明党推薦)(参議院 B)| Facebook
◇ 赤池誠章(自由民主党)(参議院比例 B)| 参議院議員 赤池まさあき 国政ニュース | Facebook
◇ 堀内恒夫(自由民主党)(参議院比例 A)
◇ 中谷真一(自由民主党)(衆議院)| Facebook
◇ 宮川典子(自由民主党)(衆議院)| Facebook
◇ 堀内詔子(自由民主党)(衆議院)| Facebook
◇ 長崎幸太郎(無所属-自民党二階派)(衆議院山梨2区)| ブログ
原発再稼働を決めた議事録も、リニア中央新幹線事業認可の議事録も、辺野古移転についても、実は全て作文だったと理解したら世の中どうなるかなと、秋の夜長に考えてみるのもオモシロイ。