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2020年4月21日 15時28分  時事通信報道
 国立感染症研究所は21日までに、新型コロナウイルス患者の濃厚接触者の定義を変更した。患者への接触時期について、従来は「発症日以降」だったが「発症2日前」に早めた。一方、患者との距離については「手で触れる、または対面で会話することが可能な距離(目安2メートル)」を「手で触れることのできる距離(目安1メートル)」と短くした。
 これまで明示してこなかった患者との接触時間については、「(マスクなどの)必要な感染予防策なしで15分以上の接触があった者」と定めた。
 各地の保健所が濃厚接触者を追跡調査する際の基準とする「積極的疫学調査実施要領」を20日付で改定し、ホームページで公開。その中で、定義変更を明らかにした。海外の最新知見を基にしたとみられ、感染研が発症2日前から感染の危険性があることを公に認めた格好だ。
国立感染症研究所・新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領(2020年4月20日暫定版)
2020年3月12日 新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領(2020年3月12日暫定版)の2ページで、
●「濃厚接触者」とは、「患者(確定例)」が発病した日以降に接触した者のうち、次の範囲に該当する者である。
 ・患者(確定例)と同居あるいは長時間の接触(車内、航空機内等を含む)があった者
 ・適切な感染防護無しに患者(確定例)を診察、看護若しくは介護していた者
 ・患者(確定例)の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い者
 ・その他:手で触れること又は対面で会話することが可能な距離(目安として2メートル)で、必要な感染予防策なしで、「患者(確定例)」と接触があった者(患者の症状などから患者の感染性を総合的に判断する)。

「調査票(案)(2020年3月6日更新)」(エクセルファイル)で、「新型コロナウイルス感染症患者行動調査票(接触者)」では、「発症1日前」から調べるフォーマットになっている。今回の「調査票(案)(2020年4月20日更新)」ではそれが「発症2日前」からになっているのが今回の改訂を示しているのだと思える。
素人の私には理解できない事だが、新型コロナウイルス感染症は感染してから発症するまでの期間が長いから防ぐのが困難で、患者さんが出たら、その方の2週間前までの人付き合い(濃厚接触者)を調べて、感染しているかも知れない人を特定しているのだと思い込んでいた。自分が全く勘違いしていたようだと初めて理解した。全く素人な自分の直感だが、こんなやり方で新型コロナウイルス感染症の蔓延が防げるとは到底思えない。

【追録】令和2年4月20日版(用語の定義)から部分引用・・・
●「濃厚接触者」とは、「患者(確定例)」の感染可能期間に接触した者のうち、次の範囲に該当する者である。
 ・ 患者(確定例)と同居あるいは長時間の接触(車内、航空機内等を含む)があった者
 ・ 適切な感染防護無しに患者(確定例)を診察、看護若しくは介護していた者
 ・ 患者(確定例)の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い者
 ・ その他: 手で触れることの出来る距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防策なしで、「患者(確定例)」と15分以上の接触があった者(周辺の環境や接触状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する)。
●「患者クラスター(集団)」とは、連続的に集団発生を起こし(感染連鎖の継続 感染連鎖の継続 感染連鎖の継続 )、大規模な集団発生(メガクラスター)につながりかねないと考えられる患者集団を指す。これまで国内では、全ての感染者が2次感染者を生み出しているわけではなく、全患者の約10-20%が2次感染者の発生に寄与しているとの知見より、この集団の迅速な検出、的確な対応が感染拡大防止の上で鍵となる。
4月21日に山梨県内感染者50例目の発表がありました。このページを書きながらも思ったのですが、当初の予定通りブログではなくWebページで記録だけしていくのが良いかも・・・山梨県内の感染者に関する情報、2011年3月以後の情報整理の儚さを、なんとなく思い出している今日この頃です。


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