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 おびただしい被害を出し、命を傷つけ、かけがえのない自然環境を破壊しながら、この未曾有の原発事故でなぜ誰も責任を問われないのか。

 こんなあからさまな不正義、不条理が目の前で起こっているのになんの手も打たれない日本は本当に法治国家なのか。

 当たり前の正義が通る社会にしたい_そんな思いから、2012年3月に生まれた福島原発告訴団は、1324人の告訴人を集め、6月11日に第1次告訴をしました。福島に住む者、県外への避難者の怒りと思いの詰まった陳述書は検察を動かし、8月1日、私たちの告訴が受理されるところまで来ました。私たちの運動のもたらした成果であると思います。

 しかし、第1次告訴の受理は私たちにとって通過点です。

 私たちは次の段階に進まなければなりません。

 全国から告訴人を集め、怒りは福島だけではない、全国が被害者であり、怒っているのだと示す必要があります。それは、この国に生きるひとりひとりが福島の思いを受け止めること、みんなが福島を孤立させることなく、その最も深刻な被害に対し、自分の問題として、豊かな想像力と行動力で立ち向かう決意を示すことでもあります。

 日本政府は、あらゆる戦争、あらゆる公害、あらゆる事故や企業犯罪で、ことごとく加害者・企業の側に立ち、最も苦しめられている被害者を切り捨てるための役割を果たしてきました。私たちの目標は、誰かを犠牲にして成り立つ社会を根源から問い、「犠牲のシステム」の歴史に終止符を打つことです。

 私たちは、小さな違いを乗り越え、政府や企業の犯罪に苦しんでいるすべての人たちと連帯し、この事故を引き起こした人たちにしっかりと責任を取らせたいと思います。

 この国に生きるひとりひとりが尊重され、大切にされる新しい価値観を若い人々や子どもたちに残せるように、手を取り合い、立ち向かっていきましょう。

2012.9.22
福島原発告訴団全国集会参加者一同


福島原発告訴団公式サイトから転載させていただきました。

山梨県では 「ほくと未来ネットワーク」 の2012年9月10日記事で、武藤類子さんによる福島原発告訴団説明会@山梨県北杜市 があります。
福島原発告訴団・甲信越公式サイト で情報発信されています。
そのリーフレットページで紹介されているA4三つ折りのリーフレットを、私は9月23日の肥田舜太郎医師講演会の時に入手しました。
第一次告訴については、「福島原発告訴団の告訴が、8月1日受理されました。」 という記事をご参照ください。第二次告訴は2012年11月を予定しているとのことです。



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