ICT工夫
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2012年6月14日は昨日のマイクロソフト月例更新の後処理仕事をしていたのですが、15時前にテレビを点けたら、ちょうど甲府市議会で山田 厚議員(社会民主党)が震災瓦礫問題の質問中でした。ポイントを捉えた鋭い質問だった思います。

土屋敏雄環境部長が答弁した一般ごみの放射線量(ベクレル値)については、明日15日の常任委員会(環境水道委員会と思います)できっちり尋ねるという予約があって山田議員の質問は終りました。

放射線量が甲府市で通常扱っている一般ごみ・廃棄物と同程度であることが、震災瓦礫受入れの条件だという環境部長の答弁だったのです。(私には甲府市独自の放射線量の測定と過去の測定の関係は未解決です。指定ごみ袋以来甲府市環境部には疑問を感じることが多い)

ネット読者はよく知っているように、瓦礫に線量計をかざして測定する空間線量では瓦礫の汚染は測定できないものです。山形や静岡県島田市での想定外の汚染も測定方法と測定値の解釈に問題があったのではないかと私は思っています。
給食食材の測定と同様な方法でやらねば国の基準値で収まる結果となる焼却が可能かどうかすら不明なはずです。ベクレルで表示される放射性物質は大気中に拡散したり、焼却灰に集積されたり、焼却炉の内部に残っていて、「放射能は消えない、移動するだけ」 なのです。

甲府市、教育委員会で、給食食材の放射能測定風景を見学してきました というブログ記事に気が付きました。山田厚議員の引率でお母さん達の見学が行なわれ、測定状況の写真も入っていました。こういう事が無いと公式サイトでは分かりやすく情報発信出来ない人々は気の毒ですが・・・
『私たち主婦にボランティアで測定をやらせてください!』 とも書かれていました。私は大賛成です。

山梨県は社会的活動の意識が高い方々が多いボランティア大国だと、私は甲府に来て知りました。
しかし、今回の原発震災で行なわれている放射線量測定には、その姿が見えないことを不思議だと感じています。(もちろん民間人自主測定の報告は多数あります)
公的にボランティアを募集して、行政・学界・民間がひとつになってボランティアを育て、測定作業を委嘱していくことは出来ない話では無いと思います。学校で教科書通りに理科の実験が出来た経験がある人なら難しいことも無いでしょう。

公務員と同程度かそれ以上にパソコンを使いこなしている方々も多い。毎日の作業終了後に甲府市サイト公開用のページをテンプレートに従って作成することも可能でしょう。

甲府市で毎月一度の20箇所定点測定もボランティアに任せれば良い。側溝とか雨樋の下とか、公務員では時間が無くて出来ない測定もすればよい。
放射線量測定は、個人情報を扱うような公務とは違うのですから、それを公務員が抱え込んでいることで逆に変な疑いを持たれる場合もあります。公務員が文部科学省公表値をベースに話をするだけで、私は既に疑っています(^o^)



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