ICT工夫
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憲法施行70年記念講演会~日米関係と日本国憲法そして沖縄~
日時: 2017年05月13日(土) 13:30~16:00
会場: 山梨県立大学 飯田キャンパス C101教室

講師: 猿田佐世氏 弁護士・新外交イニシアティブ(ND)事務局長

入場料無料・予約不要(受付13:00~ 定員100名)

主催: 山梨県弁護士会
共催: 日本弁護士連合会関東弁護士会連合会
憲法施行70年記念講演会

今こそ辺野古に代わる選択を -NDからの提言
この記事からダウンロードできる PDFファイル(本文22ページ 4,343 KB) から 結論だけ引用しておきます・・・

結論
 31MEUを沖縄から県外・国外へ移転させるという本報告書の提案は「沖縄の負担軽減」を大幅に進めることを目的としている。その意味では、日米両政府が合意した基地の整理・統合・縮小を基調としている。あくまでも態勢変更であり、日米安保体制と矛盾を生じさせるものではないことを強調しておきたい。戦後71年もの間、日米安保の重い負担をひとり負わされてきた沖縄にとって、31MEUを移転させる「態勢」の再調整はささやかな要求と言えよう。

 31MEUが撤退しても、極東最大規模といわれる米空軍嘉手納基地が残り、隣接する嘉手納弾薬庫と合わせた施設面積は、本土にある主要6基地(青森県三沢基地、東京都横田基地、神奈川県横須賀基地、厚木基地、山口県岩国基地、長崎県佐世保基地)の合計を上回る。嘉手納基地群ひとつみても沖縄の負担はなお重いうえ に、陸軍基地、海軍基地の負担もある。2016年4月に起きた元海兵隊員で軍属による女性強姦・殺害事件を受け、沖縄県議会は「海兵隊全面撤退」を求め決議した。沖縄の声に真摯に向き合わないかぎり、日米安保体制の安定さえ損なう恐れがある。

 長年の日米両政府間の合意形成の積み重ねは、国家間の約束事であり、一方の政府の要求によってこれを変更することが容易でないことも理解できる。しかし、両政府間で約束した計画の実行が不可能になりつつある現実を認識し、海兵隊の任務・役割をいかに保証するかという原点に立ち返れば、様々な選択肢がみえてくる。

 現在の計画に固執して沖縄との永遠の対立という救いようのない道を選ぶのか、沖縄と日米両政府、そして海兵隊がいずれも納得できるall-winの道を選ぶのかが問われている。

山梨県選出の金丸信氏による「思いやり予算」とも関係する問題と思いますが、はからずも 上野原市で開催される「ザ・思いやり」上映会 5月20日 を記事にしていました。
金丸氏が国に残した大いなる遺産のもう一つがリニア新幹線であることは言うまでもありません。その遺産を如何に評価するかが問われ続けている事を知る人は未だ少ないようです。
5月3日の憲法記念日が健忘記念日にならないように私はネットを使い続けたい思っています・・・・と書いていたら、憲法改正のトキが熟したかのような話がテレビから流れて来ました、自省という言葉が辞書に無い懲りない人です。国民は憲法改訂の議論には安易に乗ることなく立憲主義について考え続ける事が大切だと思います。



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