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国土交通省関東地方整備局、計画段階の試行-中部横断自動車道(長坂~八千穂) にアップロードされたのは、「中部横断自動車道八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会と北杜市議会議員中部横断自動車道推進の会との意見交換会の議事録」です。
『中部横断自動車道(長坂~八千穂)に関連し、北杜市域で地域団体による意見交換会を開催しました。この意見交換会の議事録を掲載しましたのでお知らせします。』 とページには記載されていますが、2014年6月16日に作成された 344 KB 64ページのPDFファイル、その日にページが公開されたようです。

6月16日から1か月弱経過して、公開ページもPDFファイルもこの状態ということには驚き、というより呆れてしまったので記事に残します。
何の為に、何処で、何時、誰々により、どのような方法で行なわれた意見交換会なのかは、本文を熟読すれば分かりますが、PDFファイルの15ページ~16ページを確認すればよいでしょう。

この議事録によれば、議事録公開を北杜市ホームページでも行なうという点で議論がされていますのでサイトの確認のみしておきます。
◇ 北杜市トップ > 項目から探す > くらし > 道路・河川 > 中部横断自動車道について
北杜市議会ホームページ
二元代表制の下で、「北杜市ホームページ」の意味を市長と行政事務事項のみだと考えれば、議会議員の活動については「北杜市議会ホームページ」が扱うのが当然だろうと思います。
 この意見交換会に出席した議員さんもこの点を理解していない方がおられるようで、『我々は住民から選ばれた、負託された市会議員であります。ですから、基本的には、やはり全て住民に我々の行動は公開してきました。また、これからもしていきます。そういう認識の中で前回の会議に出て、私も当然市としても公開するのは当たり前という感覚でいました。』 との発言が記録されています。「市」としての公開ではなく「議会・議員」としての公開のはずですから、言葉を丁寧に使うべきでしょう。
北杜市議会議員中部横断自動車道推進の会

中部横断自動車道 八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会ホームページ 2014/06/12 記事で、北杜市議と意見交換会 に書かれている事が該当すると思いますので引用しておきます。2014年6月8日(日) 18時30分開会、議事録から読み取ると予定時間は2時間だったようです。冒頭のやり取りの後で北杜市は退席しています。

6月8日には国交省甲府河川国道事務所の司会のもとで「推進の会」の議員と意見交換を行いました。「推進の会」は今年の2月28日に設立されたばかりの会で、沿線住民の会とは初めての意見交換会となりました。
 始めに沿線住民の会から、八ヶ岳南麓を通る中部横断道の新ルートに反対していること、国交省に対してBルート案以外のルート案の提示とB案との比較検討をする住民協議の場を設けるようよう要求していることを説明しました。推進の会からは設立趣意書が読み上げられ、北杜市の今後のまちづくりのため早期着手の促進をはかっていきたいとの意見表明がありました。その後、質疑応答を通じた論議が行われましたが、初めての意見交換ということもあって残念ながらお互いの主張を述べること以上の議論には進展しませんでした。

この沿線住民の会ページで、“7.5集会 「Bルートの決定」に大きな反対の声!” を記録した記事では 『中部横断道の双葉以南の工事現場のスライドが上映されました。スライドでは民家に近接する大規模な橋梁や土盛り現場、大型工事車両が行き交う工事現場・・・・』
これはリニア中央新幹線工事に直面する都県各地の方々に参考になるでしょう。その為にインターネットがある、それを私はいつも思っています。
まあとにかく、この議事録が歴史に残る。山梨県北杜市が関与した国土交通省のお仕事として。
中部横断道 清里駅寄りルート決定へ(2014年07月08日 読売新聞山梨版)



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