反応


LEICA X1

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今回の地震で、男性と女性で反応に違いがある・・と言う人がいる。
よく来社する某社の営業のS氏は、奥さんの様子がおかしいと嘆いていた。
別人のようにイライラしていて、つまらないことで突っかかってくるという。
これはかなりやばい状態です・・・と困った顔をしていた。

原因を考えると、大きな地震、その後の何度にも渡る余震、さらには毎日のように実施される停電・・・
生活面ではガソリンを求めて列に並んだり、水やトイレットペーパーが入手困難だったりと、とにかくストレスの連続であった。

決定的であったのは原発事故による放射性物質のばら撒きで、小さな子供がいる母親にとっては相当な恐怖となったはずだ。
もちろん被災地の人たちに比べれば、ごく軽いストレスに過ぎないが、ひとりで家を守る女性にとって、じわじわと迫る恐怖は耐え難いものであろう。

地震の最中にも、男性と女性で反応に違いがあったという話を聞いた。
ある大手企業のK氏は、大きな揺れが来たので、悲鳴をあげる事務の女性たちを机の下に隠れさせた。
男性はものに掴まりながら、揺れの様子を窺った。
棚が倒れてきたり窓が割れたりしたら、避けなければならないので、地震の間は武道の試合のように、身構えていなければならないのだ。

揺れが収まったので、皆を外へ避難させようとした。
ところが机の下にいた女性陣が、腰が抜けて動けなくなっていた。
揺れに対しなすがままの無抵抗状態だったので、かえって激しい恐怖に襲われて腰が立たなくなったらしい。
仕方なく机の下から抱きかかえて助け出した。

そういえば僕の会社でも、地震で揺れている間、制止するのも聞かずに悲鳴をあげながら飛び出していった女性が2、3人いた。
理性がふっ飛んだ状態で、顔を引きつらせ両手をあげて走っていく。
ちょうどバッファローが暴走したような状態なのだろう。

もちろん平然としている肝の据わった女性も多かった。
普段体験することの無い、特殊な状況下に置かれたので、今まで見たことの無い反応を目の当たりにすることとなった。



今日の時計はドイツの時計メーカー・ツェッペリンのZeppelin号生誕100周年記念モデルに、ミモザのクロコマットのブラウンをつけたもの。
オリジナルのベルトは茶色いクロコ型押しカーフでカン幅は22mm。

このクロノグラフはデザインが抜群によく、大柄でありながら緻密な感じもして、相当高価そうに見えるのだが、実際にはクォーツで案外安い。
(その上多機能でアラームまで付いている)
10倍の価格を言っても信じる人がいるだろう、というくらいで、これはある種のジョークではないかと思えてくる。

ツェッペリンという名前にしても、実際のツェッペリン号とどういう関係にあるのだろうという疑問が湧いてくる。
100周年を記念するというが・・・
まあいいか、安いんだし(笑)

文字盤は褪せたような淡い色に見え、クラシカルな演出が非常にうまい。
人気が高いため入手困難だそうで、お店の女性から、たまたま今1個入荷したところ・・と言われて、思わず購入してしまった(笑)
100周年記念モデルは、これ以外に黒い文字盤のクロノグラフとビッグデイトの計3種類があるが、大抵の人は悩んでこの機種を選ぶという(笑)

ベルトは何種類か交換してみたが、結局茶色系いワニ系が一番合うように思う。
例によって御徒町で安く購入したミモザのクロコダイルに落ち着いた。
もともとクロコ型押しのベルトが付いているので、イミテーションから本物に替えただけとも言える。
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