導入


D3X + PC-E Micro NIKKOR 85mm f/2.8D

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このような工具を導入した。
スイスのベルジョンという会社のパンチホールプライヤーである。
何をするものかというと、時計の革ベルトの根元に、横長の穴を開けるプライヤーだ。

と言っても意味が伝わらないだろう(笑)
時計のベルトは、バネ棒と呼ばれるスプリングの入ったツッパリ棒で、時計本体の溝に留まっている。
ベルトを外す時は、先端が二股になった細い棒を隙間から無理矢理突っ込んで、バネ棒のスプリングを押し込んで外す。
これが老眼の目には厳しく、慎重にやらないと時計本体やベルトの革を傷つけかねないのだ。

そこでバネ棒にレバーをつけて、爪で引っ掛けてスライドさせれば簡単に外れる、ワンタッチ式のバネ棒が作られた。
(下の写真:下が通常のバネ棒、上がワンタッチ式バネ棒)
このプライヤーは、そのスライド式バネ棒をベルトに取り付ける時に、レバーの頭を出すための小さな穴をベルトに開ける専用工具なのだ。



しかしそんなもの、プロでもないのに、買ってどうするのかと言われそうだ(笑)
お店に頼めば1000円ほどで加工してくれるのだが、僕のようにベルトばかりいっぱい持っていると、いちいち持っていって頼むのが面倒になってくる。
加工を自分でやりたいところだが、工具が意外に高価で、どうしたものかと悩んでいた。
ところが楽天のポイントがかなり貯まっていることがわかり、それならとポイントを使って購入してみたのだ。



上の写真のように、ベルトを固定して穴を開ける。
実際にやってみると、面白くて次々に開けてしまう(笑)
パチンときれいに穴が開くものもあるが、ロリカなどの合成皮革だと表皮が粘って穴が開ききらず、小さいカッターなどで整形してやる必要があった。

時計のベルトの交換は、作業が細かい上に多少のコツも必要で、それほど気楽に出来るできるものではない。
通常タイプのベルトだと交換完了までに数分間はかかるのだが、ワンタッチ式にすると本当に数秒で済んでしまう。
これで負担が大幅に減り、その日の気分でベルトを付け替えるのも苦ではなくなる(笑)

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