いろいろな変化


D3 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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3月11日以降、いろいろなことが変わってしまった。
それ以前に書いてあったブログの原稿の多くが、「使えないもの」になってしまったのだ。
世の中が暗く重い雰囲気に包まれて、ふざけた内容のものが受け入れられるとは思えず、今発表すべきではないな・・という感じなのだ。
それらの原稿が使える日が、またいつかやってくればいいのだが・・・

そういえば、僕が以前より褒めていたオール電化であるが、東電に対する強い風当たりもあり、今は非常に評判が悪い。
原発に何かあれば、大変なことになるとは思っていたが、その後計画停電が実施されることまでは予想がつかなかった。
知人の住むオール電化のマンションは、たまたま停電の地域に入っており、日中電気が切れるのはいいのだが、それでタイマーが狂ってしまい、しかも水温を戻すのに時間がかかり、夜は生ぬるい風呂に入ることになったという。
当の東電が、オール電化の仕組みを破壊してどうするのかと嘆いていた。

だが被災地では、予想通り一番復帰が早かったのが電気で、オール電化の家の人たちが相当いい思いをしたと聞いた。
貸家もオール電化で免震構造だと、すぐに借り手がつく状況だという。
今でもやはりオール電化は住みやすいと思っているが、何となく電力の無駄な使用をなくす風潮に反しているし、今となっては電力会社に電気代を払うのを不愉快に思う人も多いだろう。

いずれにしても、何かあったときには電気に頼らない方法で生活する道も用意しておかなければなるまい。
今度のことで東日本の多くの人が不自由な生活を強いられ、ノウハウを得ると同時に、今後いろいろなアイディアも出てくるはずだ。
暗い中での生活も、なかなかいいものだという人も多くなってきた。
そういう価値観の変化で、商売が成り立たなくなり、見直しを迫られる人もいるのだろうが・・・

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