<1435> かぎろひ現象
かぎろひの立つ朝 テロのまたニュース
今朝の奈良大和は雲一つない快晴の天気で、霜が降りるほどの冷え込みになり、東の空を紅に染めるかぎろひ現象が見られた。日中は随分暖かかったが、いよいよかぎろひの季節になったという印象の朝だった。明けの明星が東の空の高い位置に明るく輝き、半月に近い下弦の月が中天にあった。この月が欠けて行き、新月を経て、再び日々を重ねて十二月二十七日、満月に至る。この満月の日の午前四時から宇陀市大宇陀のかぎろひの丘万葉公園でかぎろひを観る会が催される。 このブログの <830> 参照。
我が家では、時間の経過を知るためもあって、起床と同時にラジオを点ける習慣になっている。今日も早朝からラジオを点けたのであったが、また、新たなテロのニュースが耳に入って来た。頻発するテロにはどうしようもない世界の闇を抱く様相が伝わって来るが、日本には無関係と思えたりもする。しかし、世界の動向はどこで起きるかわからないところまでテロの脅威が迫っていることも思わせる昨今ではある。
思えば、テロは人事の一端。人の思惑から生じるところのものであって、争うことを必然的に持ち合せている生そのものに具わっているということなのだろうか。払暁に見られるかぎろひは自然現象の一つで、人の思惑などには関わりなく、清々しい。この清々しい気分で見ていられるかぎろひが今朝見られたという次第である。美しく映え、天気のよい日の始まりを告げるように。 戦争もテロも人対人にしてすべては人の思惑による 写真はかぎろひ現象(午前六時十分ごろ撮影。シルエットの山並は天理、桜井市方面)。