<3256> 写俳百句 (25) 初冬の塔
塔の意味冬には冬の景に立つ
斑鳩三塔の一つ法起寺の三重塔は広々と開けた田園の一隅に位置するので、ほかの二塔(法隆寺五重塔、法輪寺三重塔)に比べ、田舎の風情が残され、四季の移ろいに影響され、眺める側もそこに触発され、より四季の趣が感じられるということがある。
初秋から晩秋にかけて長らく田園を華やかに彩り、塔との眺めを楽しませてくれたコスモスが花を終え、枯れて乱れ、稲田も収穫を終え、稲株ばかりになっている。そんな今。しかし、こうした初冬の風景に小春の日差しは明るく、ときに群鳥なども見られ、収穫を終えた安堵感に、塔の眺めも何か安らかな感がある。
塔自身は何も変わらず、天を指して立っているのであるが、このように、四季によって移り行く周りの風景に馴染み、自らもその風景に調和して立ち、訪れるものを迎える。近年降雪が少なく、雪の風景を見ることが稀になった塔の一帯であるが、積雪ではまたイメージを異にする塔の存在があり、思われたりする。 写真は初冬の佇まいを見せる法起寺の国宝三重塔。
私、日本テレビで番組制作を行なっております、IVSテレビ制作(株)の沖本と申します。
ご掲載されているお写真を担当番組で使用させていただけないでしょうか。
2016年5月26日に投稿されているソウギョのお写真です。中でも3枚あるうちの真ん中の「数匹のソウギョが集まって草を食べている様子」のものです。
番組名、放送予定日時などの詳細、クレジット表記などご相談させていただきたいです。よろしければ、一度メールでご連絡いただけないでしょうか。
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