<3857>奈良県のレッドーデタブックの花たち(258)ミヤマウコギ(深山うこぎ) ウコギ科
[学名] Eleutherococcus trichodon
[奈良県のカテゴリー] 絶滅危惧種
[特徴] 山地の林内に生える落葉低木で、高さ1~2メートル。樹皮は灰緑色で、縦に細かいヒビが入る。若い枝は緑色または黄褐色で、まばらに刺がある。葉は掌状複葉で、葉柄に細かな刺がある。小葉は5個、長さが2~6センチの菱状長楕円形で、先は尾状に尖り、縁には中央の小葉が大きく、先は鋭く尖る。縁には不揃いの鋸歯。鋸歯の先端は芒状で、両面とも無毛で光沢が見られる。
花期は5~6月で、枝先に散形花序をだし、黄緑色の花を10~25個つける。果実は液果で、直径8ミリほど。熟すと紫国色になる。
[分布] 日本の固有種。本州(関東、東海、近畿)。四国。
[県内分布] 御所市(金剛山)
[記事] 奈良県のレッドデータブックによると、大和地方(奈良県域)では「金剛山の一箇所のみ」とある。非常に珍しい樹種ではある。 写真は花期のミヤマウコギ(右)と花序のアップ(右)。
珍しいということは
一種絶滅を意味するでもあること
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます