<3856>奈良県のレッドデータブックの花たち(257)ミヤコアザミ(都薊) キク科
[学名] Saussurea maximowiczii var. maximowiczii
[奈良県のカテゴリー] 絶滅寸前種
[特徴] 日当たりのよい山地の草原に生えるトウヒレン属の多年草で、花がアザミに似るのでこの名がある。茎は大きいもので高さ1.8メートル。上部で枝を分け、根生葉は柄が有り、花時にも残る。茎葉は長楕円形で、羽状に深く裂けるが、棘はなく、アザミでないことがわかる。花期は9~10月で、枝先に直径1センチほどの紅紫色の頭花を数個集まってつく。
[分布] 本州の福島県以西、四国、九州。国外では朝鮮半島、中国、アムール。
[県内分布] 宇陀市、曽爾村。
[記事] 大和地方(奈良県域)では自生地も個体数も極めて少なく、これは草地の遷移やカヤ場の放棄によって環境が激変したからであろう。 写真は花期のミヤコアザミ。
花一匁
花の辺りの
賑やかさ
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