大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

日ごろ撮影した写真に詩、短歌、俳句とともに短いコメント(短文)を添えてお送りする「大和だより」の小筥集です。

大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

2016年02月02日 | 祭り

<1495> 若草山の山焼き

         春はそこ 春はそこまで 枯れ草原

  一月二十三日に行なわれた奈良・若草山の山焼きは雨模様の中で焼かれ、湿気のため三十三ヘクタールのうち、周辺の二割ほどしか焼くことが出来ず、延期されているが、二月八日午前九時より奈良県庁の職員らによって再び点火され、焼かれることになった。 

          

  麓から見ると、ほとんどが枯れた草原でススキが繁っている。焼かれると山肌が黒くなり、末黒(すぐろ)と言われ、春の季語になっている。所謂、野焼きや山焼きをした後の黒々とした焼け跡をいうもので、草原の更新、即ち、芽立ちを促す目的による。ススキの茅原で行なわれる場合が多い。若草山の山焼きもこれに同じで、ススキの芽立ちを促す。 写真は再び焼かれる若草山。黒く見えるところは一月二十三日に焼かれた跡。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
初めて野焼きを見ました。 (自閑)
2016-02-02 21:52:42
雨が時々降る中でしたが、初めて春日野の山焼きを見ました。
実は2割だけだったのですね。
湿気ってる分、私は色々な場所からゆっくり山焼きを楽しむ事ができました。
2月8日は丁度旧正月。旧暦でも春を迎えると言うことですね。偶然ですが。
拙句
春日野は春びを待って萌えにけり
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