大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

日ごろ撮影した写真に詩、短歌、俳句とともに短いコメント(短文)を添えてお送りする「大和だより」の小筥集です。

大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

2022年08月06日 | 創作

<3852> 写俳二百句(159) 八 月

                    八月や思へ日本の平和主義

                       

 今日六日は一九四五年 八月、終戦直前の広島市に人類史上初の原爆が投下され、未曽有の悲劇を生んだ「広島原爆の日」。九日は長崎市への投下がり、長崎の原爆忌。この悲惨極まりない連続の光景に日本は重い腰を上げ、敗戦を認めた。そして、十五日の終戦の日。こうした日本の八月はこの太平洋戦争の敗戦による終結に不戦と平和を常ながら考えさせられるところとなり、今に至っている。

 その今を思うに、核使用をちらつかせるロシアのウクライナへの軍事侵攻が始まり、果たして、戦火を長引き、世界を混乱に巻き込む状況に至っている。この状況は決して浅からず、日本にも影響を及ぼしている。しかし、敗戦の悲劇に基づく、日本並びに日本人の反省も加えるその体験的平和主義は変わらず、担保され続けているのを八月のこの時期になると思われて来る。

 なお、今日から始まった夏の高校野球なども平和主義の根幹に乗っかっている大会に思える。平和にあって感動の試合がある。ということなども加味して、つまり、日本の平和主義における精神の力は生半可ではないと言えるのではないか。 写真はイメージで、湧き上がる夏の雲。


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