<141> 氷 瀑
氷瀑の 青みそそりて立ちにけり
今日は二十四節季の大寒。暦の上で寒さが一番厳しい日である。立春(二月初旬)、立夏(五月初旬)、立秋(八月初旬)、立冬(十一月初旬)が暦と実質の日とに差異が見られるのは、次の季節への思い入れというか、そういう気分があるからに違いないが、 これに対し、大暑(七月下旬)と大寒(一月の下旬)は暦と実質の日との差異があまりなく、 例年大暑のころが暑さのピークになり、 大寒のころが寒さの底になるという具合である。 で、寒さはこれから一週間くらい一段と厳しくなるようであるから、今年に当てはめてもこのことは言えるように思える。
インフルエンザは案外しつっこく、体温は平熱に下がったものの、今なお咽の辺りに違和感がある。 インフルエンザはこじらせると肺炎を併発したりして重症化することもあると聞いて、少々びびってはいる。で、今日も寝床を離れることが出来なかった。写真は川上村の御船ノ滝。 大寒の今の時期、滝は完全に凍ってそそり立っているはずである。
ところで、厳寒の昨今であるが、今日は春を告げるサクラの開花前線が発表され新聞に出た。まだまだ雪と氷の季節であるが、自然は確実に春へと歩を進めている。