2019/07/12 記
--------------
以下のシンポジウムに参加してきた。その内容に入る前に講演会や研修会などにみられる困った出来事に気がついたので、それを書き留めておきたい。
それは講演者(提案者)の都合と、観客(参加者)の受け取り方の違いのことだ。
講演者は、実は使い回しの都合が隠れていそうだが、レジュメは常に企画予定よりも長大になる。あとで読んでもらえれば参考になるだろうと甘い考えをつけてレジュメを配布する。公演中、時間は迫り、資料内容内容は次々に飛ばされ、必要なところを飛び石のように、かいつまんで語り時間枠におさめていく。
実はこれ、観客と対話することを忘れ、内容要約に関心が閉じた独り言のようなものなのだ。教育者の端くれとして、授業内容を納めることは生徒との対話から飛び出して終わる授業は、見てくれはいいが、劣悪な授業なのだと自戒している。だからこそ、講演型授業は難しいのだ。(大学の講義に至っては死んでいるが…蛇足)
観客はプランの構造を持って聴いているわけではない。次々に飛ぶ画面の、公園者が大事とした語句をなんとかつないで、あとを追いかけるという文脈の霞んだ重要語句の鵜呑みを強いられることになる。幸い今回のように、関係者が観客の場合、クロスワードの空欄をある程度埋めることが出来るが。観客から思考力を逸らす迷惑な行為なのだ。
----------------------
●「復興まちづくりシンポジウム」
<首都直下型地震 被災者に寄り添った支援方策を考える>
主催:災害復興まちづくり支援機構
共済:東京都
場所:東京都庁本庁舎5F大会議室(使用半分)
第一部:
(リレー報告)
*「在宅支援活動の視点から」
一般社団法人チーム王冠代表:伊藤健哉氏
*「災害ケースマネジメント」
兵庫県弁護士会:津久井進氏
*「東京都の取り組み」
防災科学技術研究所理事長:林春男氏
-----------
第二部:
「パネルディスカッション」
コーディネーター:中野明安氏(第二東京弁護士会)
パネリスト:
*佐藤隆雄氏(災害復興まちづくり支援機構事務局次長)
*伊藤健哉氏
*津久井進氏
*山本健明氏(東京社会福祉士会災害福祉委員会副委員長)
*林春男氏
---- 内容紹介・感想等は次回に続く。
---------------
久々に面白い企画だったのだが、実は懇話会ゲストの候補、伊藤健哉氏は初めも、休憩中も。終了時も走り去られてしまうので、全く接触できなかった。無念。
最後のレセプションは、母の夕食があるので、急ぎ帰宅となった。会の最中にビッグイシュー販売人**さんから何回も電話が入って困った。返信ができずに、まいった。すぐに携帯の電源を切ってしまうのだ。
------------
母の義歯紛失騒ぎのやわらか献立
カラスガレイの煮付け
実山椒佃煮
シジミの味噌汁
梅干
白粥
別途6Pチーズひとかけら
私は中華丼
夜間傾聴:ひとり
(校正1回目済み)