湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

2/26 「市民トリアージ」の書籍を読みつつ

2017-02-27 05:15:03 | 地震津波災害ボランティア

2017/02/26 記
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母の体調を回復させるため、今日一日は見守り、家に缶詰。一番雑務の多い時期というのに、定年後では逆に相手にしてくれない状況。結局、副業の教材屋の請負い仕事と、「わーくNo.070_3月号」の原稿作成を始めることになった。

今日は、中央公園で「わいわい祭り」をしていた。重身・精神の関係者と会えないかと考えていたが、家に足止めとなった。月曜から、また隣接工事が始まる。ダメージがでるので、今日は大げさだが、ともかく睡眠をとらせた。

教材屋の仕事はあっさりと終ってしまい、安田清医師の<a href="https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784783822561">「巨大地震 その時あなたを救うの は?市民トリアージ」</a>を読んだ。一般向けというか、自治会役員・関係行政職員あてに書かれた書である。この書は大きな壁と戦っている。「医療・救急医療は専門職の仕事」という硬直した常識である。現場の仕事は多様。医師や看護師らでなければ無理な仕事と、その周辺の協力者の役割分担が可能なほど、現場は雑務にあふれかえっている。内部的に「市民トリアージ」は、それを仕分けし、システムの網をかける。こうすることによって、素人協力者は何をしたらいいかわかり、動き出せるのだ。

ただ、「わーく」の災害活動は「被災時要援護者支援」(特に障害児(者)と家族)なので、一般防災の活動は、馴染まないという矛盾がある。一般被災者も激変する被災体験と生活破壊に遭い、生存の困難に直面します。心身は強いストレスに長期間曝されるので、そこに手立てをうつ社会活動が必要です。しかし、特に災害弱者は、その心身の危険の矢面に立たされる。災害ボランティア活動の中に、常に隠れて見えないひとたちがいることを私たちは知って欲しい。まず姿を消している、そのひとたちの支援に身をおきたいと考えているのだ。

「市民トリアージ」は発災時の「救急医療とケア」関連職の周辺補佐だ。しかしそれは、被災下の避難生活時、トリアージ経験は、ケアの眼差しで被災者に協力して立ちあ向かえるようになる副産物がある。その意味でも大事な活動だ。高齢者支援が一般被災者支援とつながっているように、要援護者支援は連続している活動だが、ここに特化してふんばる必要がある。だからこうした矛盾があり、誰がどこから提案するのかという問いに答えきれない弱点がありつつ、それでもぜひ「市民トリアージ」に取り組んで欲しいと考えるのだ。「わーく」とは別に「市民トリアージ」を立ち上げる余力はあるかを考える。著者の安田先生とは連絡は取れている。講演会を実現できないかと考えているのだが。

夜間傾聴:ひとり
(校正2回目済み)

 

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