湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

6/4 「わーくNo.64」より「発災時の中高生の仕事」について 他

2016-06-05 05:24:24 | 地震津波災害ボランティア

2016/06/04 記
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「わーくNo.064」の連載「災害その時☆ハイティーンズの仕事」(02)~「避難している大人に自由な時間を提供する活動」と「避難所運営補助活動」について(その1)~
のβ版が出来たので転載する。


------ ここから ------

/// 地元若者勢力としての高校生に
お願いしたい仕事は、ふたつある ///


●1● 避難所運営補助活動

 この間の「わーく」では、発災から仮設住宅生活開始時まで(急性期~亜急性期)の地元若者勢力として望まれる仕事の事例を語ってきた。特に都市部の大学生は地域分散しているので、
若手勢力は地元校に通学している高校生となる。大災害発生時、学校は休校となり、家庭も避難所移転という場面が出てくる。彼らは地元の地理条件を熟知しており、未熟なところはあれ、
判断力も大人に準ずるほどの活動分担が出来る層である。当初は避難所設営補助や物資の所内配達などの応援作業に携わってほしいが、数日を経過し、町の危険個所の概要がつかめた後
は、避難所外生活をしている被災者と避難所との間の「パシリ(メッセンジャー兼配食・物資配達要員)自転車部隊」を担ってほしいのだ。避難者の中には、事情があって集団生活が出来ない被災家族がいる。公式避難所と違う民間避難所や、自宅、車中で避難生活を送る方たちだ。公式避難所には、物資配給や生活情報が集まるが、公式避難所外では、基本的な物資・生活情報が全くと言っていいほど届かないのだ。大人達は、傷病者の把握と救急搬送、危険個所の応急処置や道の瓦礫撤去、避難所運営と外部支援者の受け入れ準備で追われる。

 だから、避難所外の被災者と公的避難所(センター)を仲介する活動を中高生世代にお願いしたいのだ。そしてこの「パシリ」活動 は、社協・保健所・行政・配食ボランティアと連携してほしい。(続く)


----- ここまで -----

この間の被災者支援活動の経験から、中高生の役割は重要であることが見えてきた。これらの活動は、引きこもり青年にとっても、社会貢献活動による地域参加・再出発の優れた場面でもある。そして要援護者家族の余力と連携した保護活動(詳細後日)を描く必要がある。

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雲仙普賢岳噴火から25年。当時の元看護師さんから式典の様子のメールが来た。私の知る当時の関係者はだいぶ亡くなってしまった。数年後の阪神・淡路大震災も、黒田裕子さんを初め、貴重な活動をされた方が亡くなっている。思わすスマホを片手に黙祷していた。

夜間傾聴>ひとり

(校正1回目済み)

 

コメント
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