湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

10/26 県立鶴嶺高校ボランティア塾の準備を始めて(男3人何をする?)

2012-10-27 05:52:54 | 引きこもり
2012/10/26 記
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県立鶴嶺高校のボランティア塾分科会のイメージをまとめている。市役所の若手男性職員ふたりが入って、だいぶ船頭が多い。実のことを言えば、生活支援について被災地訪問型と直下被災型の両方を語るが、どちらかに比重をかけないと時間的に中途半端なものになりそうなので、比較的臨機応変に対応可能な女子に対して語りかけようと考えていた。男子の場合、大学生位にならないと機転が利かない子が多いので、友人とつるんで動く機会の多い直下被災型の方がいいように思うのだ。勿論機転の利かない女子もいる。しかしその子は被災地にでかけるだろうか。また一般的な学校間交流やパフォーマンス出前型の活動は、他のボランティア団体に任せておけばいい。私の担当する分科会では、もっと現場の雰囲気を伝えるマイナーなものでありたい。

そんなことを考えていたので、実は看護師免許のある中堅どころの女性に女子をひっぱってもらうと考えていた。管理的な匂いの無いひと。ところが飛田相手で話すとなると嫌がる。その結果職員ふたりでならとなったのだが、大人が高校生を囲って、さあ話せ、懇談しよう、飛田もいるしとなったら、絶対に雰囲気がまずい。その点女性職員が「先輩」的なリードをしてくれれば、話は将来の進路選択にもつながるんではないかと、だから嫌われる皮算用をしていた。ところが、もうひとりの男性職員が決まったら、予定が入ってしまったからと雰囲気を察知して代役を立ててきた。そんな経過から若手男性職員ふたりと組むことになってしまったのだが、ふたりとも生活支援の周辺で被災地派遣の体験があるという。仲介してくれた某課長も責任もあるし、参加すると言い出したのを、もうこれ以上、高校生を囲いたくないので、遠慮してくださいと、丁重にお断りした。(研究授業ではあるまいし、私たち3人と高校の教員がひとりつくのだ。懇談などになるはずがない。)

爺ぃと若手男性ふたりなら、それはそれで話せるが、女子をターゲットにという目論みは、うすれそうだ。時期は急性期から亜急性期、避難所生活の辺りが中心になる。ところが彼らは高校授業に縛られる身。大学生ほど単位を数えて休むなどという器用さはないし、環境も無い。となると被災地訪問型ボランティアでは夏休みや冬休みなどの長期休暇を、その都度手助けか完結プログラムを持ち込む以外ないだろう。直下被災型の場合は、学校が休校になるが、中学生と違い、結構広範な地域から通学しているので、ご近所グループをつなげるものがないと、避難所生活が始まってしまわないと、なかなか単独で動くのは、ふんぎりがいる。しかも三陸海岸線と異なり近郊都市型なので、分散避難の割合も大きく、避難所生活も比較的短期となることが予想される。東北の経験をそのまま湘南に持ち込んでもだめなのだ。JRCのようなリーダー団体がある場合はその辺やることが決まってくるので、壁を体験しないで済むかもしれないが、安易に地域のボランティア団体に「やることないですかぁ」と来るパターンにしてしまうのが勿体無いのだ。彼らなりに考えて動くという一線を崩して欲しくないのだ。

「災害ユートピア」という言葉がある。ひとの善意の発現と受け入れに人々の胸襟が開いている貴重な場面なのだ。社会の手ごたえを感じって欲しいなあと思っているのだ。

だから話す側は、内容の吟味をしておくべきなのだが、話すことはもっとざっくばらんに、ボランティアをやれそうだという手がかりを、つかんでもらえばいいと思うのだ。同時にいかにして、交通費等の経費を大人(親)に金をださせるかという説得力を持つことの薦めをやりたい。

ショット語りとビジュアル資料の勝負かなと思う。同時に今、東北の被災者に届ける何かを継続して考えていくことが、直下被災したときの想像力を身につけてくれるものだ。高校生のご近所サークルを作って、やってみればいい。わからなくなったら、サポセンに聞いて見る。飛田にメールしてみるといい。歓迎する、小規模ツアーだって、不可能ではない。こんな話を具体的に話し合いたい。筋立てた話というより、入門編イメージ作りの分科会。

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図書館から借りた本がかためて返却日になっていた。相模大野から書類の交換をし、帰りに駆け足で辻堂>平塚>茅ヶ崎と回ってきた。この書籍には早稲田の学生さんの支援活動とリンクしたブックレットも多い。折を見て会いたいと思っている。


夜間傾聴:ふたり(片方は母親)


(校正1回目済み)

コメント
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