湘南オンラインフレネ日誌

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スペアちがさきの講演会に参加してきました

2009-02-28 07:52:54 | 引きこもり
昨日は、軽度発達障害関係の支援者の会「スペアちがさき」の講演会に参加した。「不登校・発達障害についての考え方」と称して、文教大教授・柳生和夫氏が学齢期の子への支援の留意点を教育現場の状況を交えて語った。

私は父の訪問看護士が11時台から13時台に変更されたことで、家族の昼食提供もからんで、大幅に遅刻した。茅ヶ崎駅周辺の会合の場合、14時開始が常にぎりぎり。その前は、全く無理な状態なのだ。小雨も降っていたのでタクシーで飛び込んだ。幸い話はまだ概説の部分だった。しかし、話を聞いているうちに、この方が辻堂で登校支援センター「湘南マザーアース」の代表であり、学習指導のNPO法人「J-ENEP」の理事長をされていることがわかった。カウンセラーの研修講座のような話よりも、むしろこちらの活動紹介を聞きたかった。

教育の矛盾はその枠組みを改革していかないと根本的な解決は得られない。それには何十年もかかる。その間も子どもは教育を受け続けるのだから、その中の問題には療育的な専門家の関わりが必要であり、保護者との連携によって適切な指導が必要なのだ、と、まあ、いつも言われ続けてきたことが語られた。こういい続けて不登校・引きこもり・教育論議は数十年経っている。枠組みの改革は前進したのだろうか。

続けてシュタイナー教育の学齢期の定義が語られる。未成熟な精神の成熟を促す教育的な関わり。世代特性にあわせた長期的な見通しのある教育。ピアジェに代表されるような観察と育成の枠組みが提案され、富士山登頂体験、目的達成への頑張りと達成感を得る挑戦。これもビジネススクールのようだ。子どもは人間関係の中を現在も生きており、教育環境の中に隔離されているかのような形をとって社会に位置づいている。未完成品を完成させ、試運転する論は、不良品を生み出す。そこをどう考えているのだろう。嫌だな…そう感じて、いつも割り込みしている気持ちが萎えてしまった。

いつも軽度発達障害系の団体に感じる本人活動の希薄さ。これは青年期・成人期に入ってさえ、同質の状態が引き継がれている。彼の悩みの医学的な背景ということと同時に、彼の生活の質を考えていくことが必要なのだろうと思う。

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スペアは学齢期のおかあさんの会だ。今回違っていたのは、スーツ姿の学生さんたちが5~6名さんが一列に並んで参加していたからだった。教え子のゼミ生さんらしい。失業者爺さんも嫌だろうけれど、この真っ黒けの雰囲気、教わる側がどう思うだろうか。しかし心理屋の集まりは真っ黒けが多いのだろう。社事大の関係の会に行った時、バス停にならんだ真っ黒け、教員の町のおっさん集団とも違う雰囲気と共に、ユニフォームだぞと思うのだった。

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父は眠ってばかりいる。体調は快調だが、午前2時半、4時、7時半と騒いで落ちる。4時に大音量のTVをつけたのには焦った。隣の家の窓が閉まった。TV音量を下げに飛び込む私、睨みつける父。夜間戦争は、夜間傾聴と併行して続くのだ。今は、まもなく8時。父の朝食を出す。

今日は宇都宮の会合に行く予定だった。母が床上げの品物を買いにいくという。初の遠出とやらで横浜に行くと言い出した。何ヶ月も前に言ってあってもこれである。今回は野次馬なので引き下がった。父の部屋の階段下、玄関先で、季節労働しつつ、門番である。夜に巡回を入れようとメールを出した。これも応答次第だ。隠居生活のような…。

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<<<気になる記事から>>>

●「「派遣切り」の7割、派遣元からも解雇 厚労省まとめ」
●「雇用情勢:派遣先解除、「常用」82%が失職 非正規は15万人--厚労省調査」
●「障害者:解雇370人に 4カ月連続で悪化」
●「内定取り消された大学生や高校生、1574人に」
●「雇用問題:外国人厳しく、4割「現在仕事なし」--大泉町が緊急調査 /群馬」
●「光の色粒 私を照らす/東京」
●「読ませる「福祉」7万部 障害者ら寄稿」
●「発達障害、教育に工夫を」

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夜間傾聴:******君(仮名・こちらから)
     小田急相模原君(仮名)
     相模大野2君(仮名)


(校正2回目済み)
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