作っていたので、自学教材リンク集はお休みです。以下に、資料を転載します。
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「湘南子どもフォーラム懇談会(世話人会)」(この指とまれ)
《理念と現状》
先日、茅ヶ崎市協働まちづくり研があって、そこでも「会の理念」を語るようにと要求されました。しょっちゅう聞かれます。しかし、決められた入れ物が有って、それがいかに充足されたかというスタティックな運動の構造を取っていないので、困ってしまいます。「理念実現の過程=活動」と考えてはいないのです。例えば、心身障がいの家族の活動は必要に迫られて形作られます。それを社会的弱者救済とか人権確保と言った瞬間に、お仕着せの服を着せられてしまいます。「いま・ここ」を常に活動は抱え込んでいるし、その変容は基準で裁かれることではないのです。
==『子ども支援団体の交流』と『ハンデの有る青年の地域就労支援』==
「湘南子どもフォーラム」は、子ども支援団体の地域交流会。「知り合いの海をひろげる」緩やかな交流を求めるものでした。「一緒にやれるところで、一緒にやる」という活動は、昨年11月のフォーラム&文化祭で提唱されたものです。理念というえば、こんなところじゃないでしょうか。
日本の青少年の状況の先端を表している不登校・引きこもりの青少年の現状は、従来の活動との関連の中で次の質的な充実を求められています。モラトリアムのような形で「いま・ここ」を常に価値先送りされてきた青少年にとって、従来の学校は、丸抱えの時代的な限界を持つようになりました。これを超えていくものが「青少年の社会参画」です。特に企業就労によって自活力を持つよう単一無二の要求の中で挫折を繰り返している引きこもり青年が、地域に自分のビジョンを描けるような動的な環境を生み出していくことが要求されています。受容者から実践者への転換のステージが求められています。
フォーラムの活動の領域が、この時代要請に応えて「引きこもり青年の就労支援」を抱えたために、「世話人会」である「懇談会」は、学齢期重点に活動されている「あねもね」と課題分担をしています。ですから活動は二系統あります。あえて理念の形にすれば…
1) ひとつは、心身障がい児者の日常と、引きこもり青少年の生きがいとを社会参画をキーワードに結びつけた多目的喫茶&せんべい製造の起業拠点作り。
2) もうひとつは、地域の子どもの健全育成と社会参画の緩やかな出会いと交流を企画推進。
----- 懇談会は、こういうふたつの活動をしています。
2)は、現在、懇談会の秋の演奏会構想と「子育ちファクトリー」のOさんの養成が合致する形で、9・10月頃のStringraphy(糸電話楽器)演奏会の準備が進められています。予約が半年前なので、日程調整を演奏家集団と行うところです。演奏を楽しむということもありますが、演奏会の準備と会場に生まれる出会いを企画しているのです。
1)は、不登校・引きこもりの活動の現状打破を狙っています。障がい児者を積極的なパートナーとしつつ、協働の場を地域に作れないか模索しています。4/23には心身障がい領域の活動をしている親子と、引きこもり領域の当事者・活動関係者の顔合わせを、相模湖ピクニックランドへのバーベキュー・バス旅行を企画しました。20名余の障がい領域の参加者と飛田が、市のチャーターしたバスに乗って、何はともあれスタートしました。2005年1月からは、月例会のなかで「製造部門を備えた多目的喫茶」の構想を検討しています。この喫茶の運営に引きこもり青年の参加を行おうとしています。現在は夏期の企画として、プール遊びのサポートを考えています。
特に1)は、静岡県三島市のNPO「リベラ」の先行事例があり、この協働喫茶と「リベラ」の活動を見てきました。月例研に経験交流をしてみようと準備中です。「懇談会通信ピックアップ」(月2回)を発刊し地域のサポセン・推進センター・行政課・ボラセン・保健所に置かせてもらっています。茅ヶ崎市のサポセンが主催する、市との協働事業を提案する「茅ヶ崎市協働まちづくり研(WG-2コンテンツ作り)」に参加し、行政との接点も探り始めています。製造部門の専門家がいないので、言いだしっぺ原則に基づき、飛田が製菓専門学校生になります。6月から通信制をスタートします。
《感想と今後の課題》
とにかく引きこもり領域の青年たちとの接点と対話が必要です。コロンブスがアトリエ・コロンブスを立ち上げたような自己展開力がフォーラムにはありません。「この指とまれ」型の活動の賛同者獲得の運動が必要です。 (飛田・記)
---ここまで---
前置きは、ヒュースタから「理念と現状」「感想と今後の課題」という枠組みの請求があったので、問いの立て方の違和感を表明したものです。要するにフォーラムの活動はウェブ型なのです。
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「湘南子どもフォーラム懇談会(世話人会)」(この指とまれ)
《理念と現状》
先日、茅ヶ崎市協働まちづくり研があって、そこでも「会の理念」を語るようにと要求されました。しょっちゅう聞かれます。しかし、決められた入れ物が有って、それがいかに充足されたかというスタティックな運動の構造を取っていないので、困ってしまいます。「理念実現の過程=活動」と考えてはいないのです。例えば、心身障がいの家族の活動は必要に迫られて形作られます。それを社会的弱者救済とか人権確保と言った瞬間に、お仕着せの服を着せられてしまいます。「いま・ここ」を常に活動は抱え込んでいるし、その変容は基準で裁かれることではないのです。
==『子ども支援団体の交流』と『ハンデの有る青年の地域就労支援』==
「湘南子どもフォーラム」は、子ども支援団体の地域交流会。「知り合いの海をひろげる」緩やかな交流を求めるものでした。「一緒にやれるところで、一緒にやる」という活動は、昨年11月のフォーラム&文化祭で提唱されたものです。理念というえば、こんなところじゃないでしょうか。
日本の青少年の状況の先端を表している不登校・引きこもりの青少年の現状は、従来の活動との関連の中で次の質的な充実を求められています。モラトリアムのような形で「いま・ここ」を常に価値先送りされてきた青少年にとって、従来の学校は、丸抱えの時代的な限界を持つようになりました。これを超えていくものが「青少年の社会参画」です。特に企業就労によって自活力を持つよう単一無二の要求の中で挫折を繰り返している引きこもり青年が、地域に自分のビジョンを描けるような動的な環境を生み出していくことが要求されています。受容者から実践者への転換のステージが求められています。
フォーラムの活動の領域が、この時代要請に応えて「引きこもり青年の就労支援」を抱えたために、「世話人会」である「懇談会」は、学齢期重点に活動されている「あねもね」と課題分担をしています。ですから活動は二系統あります。あえて理念の形にすれば…
1) ひとつは、心身障がい児者の日常と、引きこもり青少年の生きがいとを社会参画をキーワードに結びつけた多目的喫茶&せんべい製造の起業拠点作り。
2) もうひとつは、地域の子どもの健全育成と社会参画の緩やかな出会いと交流を企画推進。
----- 懇談会は、こういうふたつの活動をしています。
2)は、現在、懇談会の秋の演奏会構想と「子育ちファクトリー」のOさんの養成が合致する形で、9・10月頃のStringraphy(糸電話楽器)演奏会の準備が進められています。予約が半年前なので、日程調整を演奏家集団と行うところです。演奏を楽しむということもありますが、演奏会の準備と会場に生まれる出会いを企画しているのです。
1)は、不登校・引きこもりの活動の現状打破を狙っています。障がい児者を積極的なパートナーとしつつ、協働の場を地域に作れないか模索しています。4/23には心身障がい領域の活動をしている親子と、引きこもり領域の当事者・活動関係者の顔合わせを、相模湖ピクニックランドへのバーベキュー・バス旅行を企画しました。20名余の障がい領域の参加者と飛田が、市のチャーターしたバスに乗って、何はともあれスタートしました。2005年1月からは、月例会のなかで「製造部門を備えた多目的喫茶」の構想を検討しています。この喫茶の運営に引きこもり青年の参加を行おうとしています。現在は夏期の企画として、プール遊びのサポートを考えています。
特に1)は、静岡県三島市のNPO「リベラ」の先行事例があり、この協働喫茶と「リベラ」の活動を見てきました。月例研に経験交流をしてみようと準備中です。「懇談会通信ピックアップ」(月2回)を発刊し地域のサポセン・推進センター・行政課・ボラセン・保健所に置かせてもらっています。茅ヶ崎市のサポセンが主催する、市との協働事業を提案する「茅ヶ崎市協働まちづくり研(WG-2コンテンツ作り)」に参加し、行政との接点も探り始めています。製造部門の専門家がいないので、言いだしっぺ原則に基づき、飛田が製菓専門学校生になります。6月から通信制をスタートします。
《感想と今後の課題》
とにかく引きこもり領域の青年たちとの接点と対話が必要です。コロンブスがアトリエ・コロンブスを立ち上げたような自己展開力がフォーラムにはありません。「この指とまれ」型の活動の賛同者獲得の運動が必要です。 (飛田・記)
---ここまで---
前置きは、ヒュースタから「理念と現状」「感想と今後の課題」という枠組みの請求があったので、問いの立て方の違和感を表明したものです。要するにフォーラムの活動はウェブ型なのです。