日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

もうこんな時期

2023年10月11日 | 生活・ニュース

 映像で各地の紅葉名所の紹介がある。北海道では雪と紅葉のところもあり観光の人から大絶賛を受けている。一方で、緑の中に紅葉がぽつりぽつりと点在する光景に気落ちした人も映し出す。駐車場やロープウェイも待つ人の長蛇の列も見せる。コロナが2類から5類に移ったことも賑わいの因子だろう。

 行楽真っただ中の季節になると重要な手続きが待っている。企業務めの人に手落ちは無いだろうが、年金受給者は手落ちでは済まないことになる。企業年金支給者からは、現在生きていますよ、という現況届を求められる。老後を考え、長い勤務の中で準備した年金、これがあるから何とか生活できる。

 もう一つは、日本年金機構から届く扶養親族申告書の提出。これを忘れると各回の所得税が扶養なしで計算される。確定申告で精算という手はあるが、毎回の受け取り額が寂しくなる。返信用の切手代は必要だが、期日までに送り返す方が賢明だろう。

 会社員時代、年末調整の仕事を1度経験した。そのころは年調が12月に戻っていた。給与、賞与、そして年調と3回も受け取る。特に年調はいくらになるか、越年の小遣いにする者も多くいたので関心が高かった。しかし、今は当たり前のことだが、給与も賞与も年調も口座振り込みとなってからは楽しみが失せ、愚痴も聞いたものだが、制度が変わるときにはいろいろあるものだ。

 (今日の575) 年調に利子はつかねど喜んだ
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ジュージューと焼く音

2023年10月10日 | 生活・ニュース

 暦の日付をもじって「今日は何々の日」はよくある。そんなうちの一つで今日は10と10をジュージューと読み替えて「お好み焼きの日」という。お好み焼きと言えばそれに欠かせないのが「オタフクソース」で同社が制定したと言われる。今のお好み焼きの歴史は古く発祥の地については諸説あるがここではお預けする。

 意識の中にあるお好み焼き、これは耳学問になるが認識はこんなことになる。戦後の食糧難、食料配給制度で並んでいたことを記憶している。そんな貧しい時代、キャベツが安く入手できた。小麦粉を練ってそれにキャベツを混ぜてフライパンで焼いた。お腹を満たすに欠かせない一品になったという。

 私はお好み焼きを「お好み焼き店」で食べた記憶は2、3度しかない。直近はグループで訪れた10数年前になるが広島駅の有名な「麗ちゃん」、昼時でもあり噂通り賑わっていた。私がお好み焼きを好まないのは、味の決め手になるというべっとりと塗られたソースが何故か好きになれない、口に合わない。「あれが良いのに、お前は変だ」と言われるが仕方ない。

 ローカルTVでは紹介されている名前を知られた店が近くにある。店のそばを通ると賑わっていた。コロナ禍で「窓口でのお持ち帰り」になり、2類から5類になった今もそれが続いている。前を通るといい匂いはするが残念だが賑わいは見えない。1度立ち寄ってみたい。

 (今日の575) お好みはソース塗らにゃか焼きそばだ
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長い人気物

2023年10月09日 | 回想

 昨日は3連休の中日。曇り空から小雨が時折ふるが、猛暑のころを思えばしのぎやすくなる暦では白露。50数年前に開店した自販機コーナー前を通りかかった。他県ナンバーの乗用車が何台も止まっている。ちらりと横を見ると、うどん自販機に列ができており、食べている人も見える。コーナーを通り過ぎて車を止め覗いた。

 遅い朝食時間のころだった。家族連れに若い仲間同士と思える人らで、うどん自販機周りが賑わっている。これほど混んでいる店内は久しぶりに見た。ここは通称欽明路道路の開通と同時に開店した自販機コーナーで、近くに住んでいるころには、息子を連れて何度も食べに訪れた。

 うどん以外の自販機を利用した記憶はないのだが、装いが変わっている様には感じていたが、このうどん自販機は開店時のままと思う。ここの自販機はSNSでも紹介されていて、少しは知られているようだ。開店時の店主は知人で「いつまで動くものやら」と心配されていたが、50年以上も働いている。

 この長い人気者物(者)の賑わいを初代店主が見たらなんと言うだろう。開店当初、客もいないのに一晩中動いて、自販機の前がうどんの山になっていたそうだから、いつまで動くかの疑問もうなずける。TVでも各地の自販機が映されると、この種の自販機が登場している。故障すると修理が難しいと聞く。利用者は慈しみを持って丁寧に接して欲しい。

 (今日の575) 自販機の原点だから人気あり
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誰の使いだろう

2023年10月08日 | 生活・ニュース

 秋らしい秋があったのか、と疑問に思うほど猛暑だった日が急変、朝夕は涼しさに変わった。夏日よりはましだが「体感が追いついていかない」と同年配の知人、確かにそんな季節の変わりのようだ。このまま冬まっしぐらになるのだろうか。憎らしいほど暑かった日が懐かしい。

 そんな秋の陽気のなか可愛い昆虫に出会った。グーグルレンズを向けると「ツユムシ」と返事が来た。出会った場所は我が家の墓地。定例の月初めのお参り、掃除を終え持ち帰るゴミ入れのポリ袋を取り出したら、行儀よく止まっていた。白い袋と鮮やかな虫の緑の体色のコントラストに、何か新鮮なものを感じ、しばらく見入っていた。虫は日差しが心地よいのか、動く様子もない。

 ツユムシは露虫と書く。バッタ目ツユムシ科の昆虫。体調は約3㌢で濃緑色。後翅は著しく後方に延びる。草原に住み、雄は「ぎいちぎいち」と鳴く。これは広辞苑の説明。じっとしているのでそばの雑草の中へ移した。寒くなるが、これからどう過ごしていくのだろうか。

 墓地は大きな通りから入ったところで、近くの畑の地主は猪の姿は珍しくないという場所にある。春から夏にかけては墓掃除をすると蝶がよくやって来て周りを飛んでいる。祖母か母の使いかと思いながら見ているが、足の長い昆虫に出会ったのは初めて、今度は祖父か父の使いだろうか。元気な姿を見たと届けてくれればありがたい。

 (今日の575) 涼しさで少し長持ち墓前花
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旧県庁舎

2023年10月07日 | 社会 政治

 何度も車ではそばを通っているのに歩いて正面から眺めたことはなかった旧県庁舎(国の重要文化財)。建築物として高い評価を得ていることは聞いていたが、初めて眺めた。大正時代を感じる。その右側に旧議会堂が並び建つ。同敷地内背後に現在の県庁舎(写真背後の左)がそびえ、県政の中心を今も誇っているようだ。この近代行政建築についてこんな説明がある。

 後期ルネッサンス様式を基調とし、細部意匠に日本及び東洋の手法を取り入れた独創的なデザインが見られ、大正時代を代表する洋風建築。設計は、当代を代表する建築家である武田五一、大熊喜邦の二人が担当していて、明治期以後の近代建築の展開を考える上で極めて重要な建築といる。現在、旧県庁舎は県政資料館として、旧議事堂は議会資料館として、一般に公開されている。

 余話。県政資料館横を歩いているとき2人の男性職員が出て、歩いて議会資料館の方に向かった。私はそのまま旧県庁舎を撮って、旧議事堂を撮ろうとその正面に立った。旧議事堂の右端で先ほどの2人が立って喫煙中だった。そこは敷地のはずれで職員の勤務場所から少なくとも目測50㍍くらい離れている。そうか、禁煙対策でそうなのか、納得しながらも貴重な勤務時間がかなりのロスだが、断ニコチンでイライラよりはいいか、喫煙していた大昔を思い出した。

 2022年の山口県の高齢化率は35.2%(全国平均29.0%)で全国3位。一方で総人口は減少続きで8月1日遂に130万人を割り込むなど大問題を抱えている。これからは方向転換して県民優先の県政を望む。

 (今日の575) 活気生む県を作るは知事にあり
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随筆とブログ

2023年10月06日 | 生活・ニュース
2023年10月06日 毎日新聞「はがき随筆」掲載

「はがき随筆」への初投稿とブログの開設は同じ日で先日18年目に入った。動機は、入会した同好会の「短い文章を書いて投稿し、自己研鑽を」という目的の実践だった。
 初投稿の随筆は投函の11日後に掲載された。その前日、支局長から「明日、初掲載です」と電話をもらったこともあり、爾後への大きな弾みとなった。
 ブログはこれまで六千余編書いた。1年分を自家製本している。17冊並ぶと、ちょっとした自分史のようで喜んでいる。
 二つとも健康だから続くと感謝しつつ、脳活のためにも飾らない文で投稿を続けたい。


 (今日の575) 書くネタに悩む日もあり出不精で
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散歩の道ぞい

2023年10月05日 | 町かど

 散歩の道ぞい、何度も通っているが、おや、と気づくいろいろな物や形が目に入ることがある。どうして気づかなかったのだろうかと思う。注意散漫なのか、慣れに馴れきっているのか、それを聞けば歳のせいでしょう、という反応があるかもしれない。気づかないよりはましだろう、そんなのんきな散歩もまた楽しである。

 かつては城下町の名残が残る住宅地、商店街はシャッター通りに変わり、曲がり角が多く狭い道幅、そんな街並みだがガレージ付きの今風の家がまばらに建ち始め、街の見かけが車社会に変わっていく。ガレージには出入り安全のためにカブミラーが多く設置されている。みると何かほっとする。

 そうした中に、道路との境界が長い白壁作りの歴史を感じる和風の家がある。その白壁の上に四角いカブミラーが設けられていることに気づいた。見ると白壁の屋根に当たる瓦の並びが写っているだけで、防犯の役目があるようには見えないが、何かのこだわりがあるのだろう。ちょっと面白い構図なので無断で撮らせてもらった。

 彼岸花を楽しみにしている庭がある。赤、白、黄などこの時期には咲いていたが、今年は花の姿が見えない。猛暑・酷暑のためだろうか、よく手入れされていたように思うがどうしたのだろう。そんな気遣いをしながら、次の角を曲がる。とたんに車社会の現実に戻る。

 (今日の575) 在ったかな思い出させる曲がり角
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どっさりと栗が

2023年10月04日 | 生活・ニュース

 子供のころ、家のそばにある菜園の畔に栗の木が1本あった。ものごころついたころから記憶はあるが、由来は祖父からも聞いておらず歴史は知らない。栗の季節になると栗拾いをした。拾うというか、イガの中から栗の実(笑い栗)を取り出す。イガの開いた部分を上にして長靴を履いた両足で押し開くようにして栗を取り出す。祖父は笑いながら見ていた。

 今年は猛暑・酷暑と雨が少なく実りが良くないと聞いていた。報道では名前の知られた栗の産地で不作となり、観光農園は開かれず、出荷を見送ったという。ところが、いつも知人から貰っているが今年はダメかな、そんな思いをしていたら「栗を拾ったから」と届いた。日を置かずに2度めも届いた。知人の家は不作ではなかったようだ。

 「栗の皮むきは根気がいる。取りかかるときはそれなりの心積もりで始める。そうでないと続かない」、祖母はそんなことを、皮むきを眺めている孫らに言い聞かせてくれていた。いま、皮むきをしているが、祖母の剥いたように栗の表面が滑らかにならず、大方が少々角ばっているが、何年もやっているが進歩しないようだ。
 
 我が家では最初に栗ご飯、渋皮煮、茹で栗などが主な姿。冷凍すれば3カ月くらい保存できるそうだが、我が家は、旬の物は旬に、と栗の木の無いご近所におすそ分けしている。今年もお裾分けして喜ばれた。ホクホクする栗はこの時期だけ、松茸は届かないが秋の味覚の栗は堪能している。

 (今日の575)  笑い栗外に飛び出しコロコロと
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何か御用ですか

2023年10月03日 | 自然 季節

 外壁に張り付いて上を見ている「カマキリ」にスマホのカメラを向けると、上を見ていた三角の頭を「何か御用ですか」と問いかけるようにひょいとスマホの方に向き直った。前脚が鎌状に変化し、他の昆虫などの小動物を捕食する肉食の昆虫、子供のころから教えられたカマキリの正体。しかし、実際に捕らえて食べるところを見た記憶はない。

 カマキリは緑濃い色をしていると思い込んでいたし、これまで目にしたのは緑だったと思う。目の前のそれは体の一部が茶色に変わっている。寒くなる季節になるからだろうか、と思いながら見る。朝見つけたのだが、夕方になっても同じ所に張り付いている。今朝の最低気温14.9度が影響しているのだろうか。

 カマキリはセミなどと同じで夏休みの昆虫採種には欠かせない種類だった。大中小と並べていたように思う。あのころ写真機があったら、いい記録が残っていただろう。朝ドラのように、絵にかいて残していれば、それはそれで貴重な記録という評価がもらえるかもしれない。残念だがそうしたものは一つも残っていない。

 カマキリについての思い出、いくら思い出そうとしても昆虫採種くらいしか浮かんでこない。セミのように親しく接することが無かったのだろう。夏の朝顔の陰から飛び立ったカマキリはすぐに飛行を中止したというか、飛べなさそうになった。大きな羽があるが飛ぶような羽には思えないのが原因だろうか。寒くなる、早くその体を処すように。

 (今日の575)  カマキリの命冬まであとわずか
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隣家の解体

2023年10月02日 | 地域

 今年の初めに隣の借家が空き家になった。つい最近「売り地」の看板が出て驚いていた。更地渡しの折り込み広告が入り、夫婦で下見されているような姿を拝見してからほどなくして看板は除かれた。驚く速さで決まった気がする。更地渡しのためには今ある家屋は解体される。その作業が先日から始まった。

 更地や建て替えなどによる家の解体を目にするのは珍しいことではなく、しょっちゅう見ている。周りが広ければあっという間に終わる。隣家と接したり幅員の狭い場所では時間が掛かるが仕方ない。隣の解体は後の方に当たる。足場の設置、重機や廃材運搬車の作業場確保など作業開始前の作業があり、解体開始までの準備は大変そうだ。

 解体は重機1台でオペレーターが全作業を行っている。重機アームの先端についているカニの爪のような通称「ハサミ」の動き、オペレーターの操作は人の手のように動いているが、働きは人の手以上に細かい仕事をする。我が家と接しておりその気遣いもあるだろうが、「解体術」ともいえるさばきは見ていて飽きない。

 解体されて気づいた。我が家を建て29年目になるが、借家があって道路から東側の外観を一望できなかった。今回、ぽっかり空いた空間から東側の外観が一望できるようになり、少々驚いている。やがてこの空間も、更地に家が建てば消える。そうすれば、これから先、もう見ることは生涯出来ないかもしれない、そう思い撮っておいた。29年目に見た外観、いつか懐かしい1枚になるだろう。

 (今日の575) 全景を初めて目にする29年目
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