日々のことを徒然に

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隣家の解体

2023年10月02日 | 地域

 今年の初めに隣の借家が空き家になった。つい最近「売り地」の看板が出て驚いていた。更地渡しの折り込み広告が入り、夫婦で下見されているような姿を拝見してからほどなくして看板は除かれた。驚く速さで決まった気がする。更地渡しのためには今ある家屋は解体される。その作業が先日から始まった。

 更地や建て替えなどによる家の解体を目にするのは珍しいことではなく、しょっちゅう見ている。周りが広ければあっという間に終わる。隣家と接したり幅員の狭い場所では時間が掛かるが仕方ない。隣の解体は後の方に当たる。足場の設置、重機や廃材運搬車の作業場確保など作業開始前の作業があり、解体開始までの準備は大変そうだ。

 解体は重機1台でオペレーターが全作業を行っている。重機アームの先端についているカニの爪のような通称「ハサミ」の動き、オペレーターの操作は人の手のように動いているが、働きは人の手以上に細かい仕事をする。我が家と接しておりその気遣いもあるだろうが、「解体術」ともいえるさばきは見ていて飽きない。

 解体されて気づいた。我が家を建て29年目になるが、借家があって道路から東側の外観を一望できなかった。今回、ぽっかり空いた空間から東側の外観が一望できるようになり、少々驚いている。やがてこの空間も、更地に家が建てば消える。そうすれば、これから先、もう見ることは生涯出来ないかもしれない、そう思い撮っておいた。29年目に見た外観、いつか懐かしい1枚になるだろう。

 (今日の575) 全景を初めて目にする29年目
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