日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

慶祝の実 マンリョウ

2016年02月04日 | 自然 季節


 今日は立春、というわけではないが、花の話題。「マンリョウは漢字で『万両』と書く。江戸後期に、この仲間のランキング付が行われ、実が一番多く成るとみて、名づけられた、という。以前は『ヤブコウジ(別名 十両)』と一緒にされていた」と花の企画記事にある。続けて、「赤い実は良い縁を持つとされ多くの家の庭に植えらえた。珍重されるのは葉のふ入り、ちぢれ、実の黄や白色などの特徴を持つ」とある。

 我家の小さな庭の隅に鉢植えの万両が一株ある。やって来たいきさつなどは記憶していないが実の色は白い。この時期に実をつけることくらいの知識とその色が白いとは気づいていたが、珍重に値するとは全く知らなかった。現金なもので、珍重品と知ったからには育て方を調べ、大事にしていこう。

 別名はヤブコウジ、この言葉は落語の寿限無(じゅげむ)に出てくる。生まれた子どもに長生きできるいい名前をつけることから始まったお話し。付けた名前が「寿限無、寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚の水行末 雲来末 風来末食う寝る処に住む処藪ら柑子の藪柑子パイポパイポ パイポのシューリン ・・・」の中の「藪柑子(やぶこうじ)」。藪柑子の解説にはこうある。 藪柑子という木は強く、春には若葉を生じ、夏には花を開き、秋には実を結び、冬には赤き色をそうて 霜雪をしのぐという植物で、長持ちして強い事を表す。

 今、千両と十両も赤い実をつけている。これまで実の成るこの3種類を特別に比較して観察したことはない。千両は正月過ぎまでネットで覆い鳥からの食害に備えている。十両は繁茂しすぎるので抜いていた。万両はほとんど手出しせず。どれも慶祝の意味を備えていることが分かった。遅くなったがこれからは丁寧に扱い、我が家の慶祝を待ってみよう。
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