学校を訪問した人が「インフルエンザーで欠席している生徒が多い」という。そういえば登校時にマスク着用の生徒が児童のそれより多い。10の県で流行、そのほかの都道府県は大流行と国立感染症研究所速報に載っている。医院の待合室でもマスク着用の人が多く、中には強く咳き込む人もある。受付で風邪と申告した人がノーマスク、医院備え付けのマスクを渡し着用させた。いい対応だと思いながら、この時期、風邪と分かっていてノーマスクとは情けない気がする。
自己防衛するには、昔から変わらずマスクの着用や手洗いなどの徹底が呼びかけられている。感染した人は広げないためにマスクの着用、人混みや繁華街への外出を控えることも重要な手段。クシャミが出るときは人のいない方に向く、風邪の症状を感じたら直ぐに医療機関で受診する、自らを守り万一の時は拡散させない気遣は誰でも守れる。予防ワクチンの接種もポイントだろう。
高校3年のときインフルエンザーで休校になった。その時は感染していたが欠席扱いにならず、卒業式では3年間皆勤賞を受けた。運が良かったのだろうが、そのころインフルエンザーにどんな対応がなされていたのだろう。休校入り前の授業は、第1次南極観測越冬隊を運んだ巡視船「宗谷」の記録映画観賞だったと記憶している。
ここ何年間か風邪気味の症状はあるが、寝込んだりインフルエンザーに罹ったことはない。特別な対応はしていないが、予防ワクチンの接種、帰宅したらうがいと手洗い、十分な睡眠をとるくらいだろうか。週2、3回のウオーキングも心がける。歩道橋を渡るとき小学校の運動場から元気な声が聞こえる。子どもは風の子、風邪など忘れているようだ。