日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

脇芽からなる

2011年09月16日 | 生活・ニュース
           

今年、初めてミニトマト1本を鉢植えした。苗代の何倍も収穫した。色つやに味、申し分ない品質で、気の早い話だが来年も植えよう、そう思っている。最後の実の数個を収穫した。ひときわその美味さを感じた。

農作業大好きさんから聞いたトマト作り。トマトは成長すると、主枝と葉の分かれ部分に芽が出てくる。これを脇芽という。脇芽には花がついても実はならない。脇芽は摘み取る。水はやり過ぎるな。こんな話だった。

水はやり過ぎるなと教わったが、この夏の暑さを思うと水をやらないことは悪いような気がし、ついつい多めになったかもしれない。それでも満足できる収穫を得たので、良しとしておこう。脇芽、こちらは教わった通り見つけるたびに手で摘み取った。

農業大好きさん、畑から脇芽を1本摘み取って「これを挿してみんさい」と渡された。実がなるという。脇芽は摘み取れといいながら、脇芽を挿せという。矛盾を感じながらもその通りにした。プロ級のひとの話だから。

少し小ぶりだが、脇芽にできた実が熟れた。1個めのそれは虫にやれてしまった。2個目が熟れつつある。あと3個ほどなっている。なんだか脇役が主役になった感じだ。脇芽の脇芽は育たなかった。そんなに育ったら種苗店は困ることになる。朝の日ざしを受ける脇芽トマトを見ながら「今年もいろいろ学んだ」と暑かった夏に感謝している。

(写真:脇芽から生まれたトマト、少し小ぶりながらいい感じだ)
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神武正統記念碑

2011年09月15日 | しっちょる岩国
           

徴古館へある展示会を見に行ったとき、正門を入って右側の塀沿いに石碑のがあるのに気付いた。そのそばに立てられた説明にこう記るされている。「居合兵法の技を 慶長15年(1610)後陽成天皇のご覧にいれた片山伯者守久安を祖とし いらい歴代岩国藩の剣術師範を務めた 片山家の事歴が記してある(明治25年に8代片山武助が建立)」

その碑の上部には「神武正統記念碑」とある。文字は読めないし文意も理解できないが「当祖先片山伯耆守久安」という文頭だけは読める。そこから大阪城落城の後、岩国藩主吉川広家に客分として迎えられ、広正の師となった人。ここに岩国藩の剣道は片山流によって最初の道が開かれた、と記録にある。

久安は天正3(1575)年に生まれ駿州片山の里で、伯父松庵について学び居合十八刀の伝授をうけ、駿州愛宕神社に参籠して悟りを開いた。関白秀次、その死後豊臣家を継いだ幼少の秀頼にも剣術指南として仕えた。説明板にある後陽成天皇に招かれ武技を天覧したさいにもちいたのは、松庵から授かった十八刀の内の一刀で名刀「礒の波」だった。

神武(しんぶ)とは、優れた高い武徳という。碑文の意味が理解できないのでその詳細を知る由もないが、人物にも優れた武術者であったことがうかがえる。久安は1650(慶安3)年76歳でこの世をさった。徴古館前庭の牡丹園そばにその碑は建立からおよそ120年、かの地の移り変わりを見てこられた。

(写真:静かに立っている神武正統記念碑)
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今年は豊作

2011年09月14日 | 地域
           

「台風12合の風で落ちんかったし、去年が裏作じゃったけえ今年の柿はなるでよ」と柿の実を撮っていたら後ろから声をかけられた。そういえば葉に比べてこの時期にしては実が大きいように感じた。県内の稲作も平年を越えている。収穫の多いことは悪いことではない。

去年の柿の値はその前の年の倍近くした、今年は安くなる、とは先に声をかけてくれた人。消費者にとって安くなるのは歓迎だ。といって、経済に貢献するほど食べるわけではないのだが。そういえば無花果と並んで柿も顔を見せている。産地はどこだろう。

スーパーの米コーナーでは各地の新米を積んでいる。福島県産早場米の放射線量は無検出だたっと報道されていた。農家の方は胸をなでおろされたのではと、人ごとながらほっとする。通りがかりの道そばで、はぜ掛けの準備がされていた。はぜ米の味は格別という。昔ながらの手のかかるところがいいのだろうか。

そういえば我が家のピーマンも豊作。いまも20個くらいなっている。目減りの年金を補ってくれるには少々満たないが、収穫は気持ちを豊かにさせてくれる。いつまで楽しめるだろうか。

(写真:今年は豊作と教わった柿の実)
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残暑の中の秋

2011年09月13日 | 自然 季節
           

朝夕の凌ぎ安を忘れたかのようなここ数日の昼間の暑さ。熱中症に紫外線対策を、と気象予報と合わせて注意を促す。その熱中症と紫外線のレベル、今日はもっとも厳しい赤い表示だった。

晴れた青空は真夏のそれに比べると澄んだ色に変化してはいるが、山の頂にニョキっと湧き出たような雲は夏の名残を十分漂わせ、残暑を納得させる。張り出した太平洋高気圧に阻まれて、北の涼しい塊が南下できないから、とTVは理科の勉強をさせてくれる。この高気圧の影響で間もなく誕生する台風14号は西へ進むとか。

今日、庭に赤とんぼが姿を見せてくれた。スーと飛んでちょっとホバーリング、残暑の中で少し秋を実感させてくれる。現れたのは1匹だけ。「秋は近いよ」と、郵便配達のように各家庭を廻って知らせているのか、境の塀を越えて隣の庭へ飛んでいった。

初めて植えた1本のミニトマト、暑さの中で収穫となまぐさい味を十分に楽しませてくれた。生気あふれていた真夏のころの勢いがなくなった。最後になるのかもしれない数個が色づき始めた。この収穫が終わったら長い休みを与えてやろう。昨夜の仲秋の名月は6年ぶりという満月だった。本当の秋はそう遠くない。

(写真:校舎の上にのぞいた暑い雲、秋の柔らかな白い雲が流れる)
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化粧してもらう地蔵

2011年09月12日 | 地域
           

子どものころ、住んでいる地域は山も畑も小川も遊び場だった。時には大きな屋敷の庭もその例外ではなかった。そんな具合だから、お地蔵さんも何カ所かあり、ちょっと頭を下げてその前を通ることもあった。しかし粗末に接した思い出はない。

屋根があり格子戸の奥に坐している地蔵さんは赤いエプロンをし、その前にはいつも菓子や果物が供えられていた。そうでない地蔵さんは裸のまま道沿いにたたずんでいた。エプロンはなくて、時々はおやつが置かれていた。どのお地蔵さんも顔はまあるい。

お地蔵さんは赤い帽子やエプロンでおしゃれさせてもらっている写真や映像を良く見る。お世話役はその近所の人たちだろう。子や孫を慈しむように大事に守られ、受け継がれている。そんな中、綺麗にお化粧してもらえる地蔵さんが近くにある。

この地蔵さんは数十年以上に渡って化粧してもらっているという。いま、そのお世話されている人は母親のそれを引き継がれたご婦人。地蔵さんへの化粧の云われは分からないが「その年の化粧の流行を織り込む」と話されていた。先日、地蔵祭りがあり化粧顔が道行く人を眺めている。お地蔵さんの坐する建屋には「南特別霊場」の札がかけられている。

(写真:嬉しさを口にしそうな化粧地蔵)
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とにかく確かな復興を

2011年09月11日 | 社会 政治
           

映画を見ているのかと思わせるような2機の旅客機がビルへ突っ込む映像。立ちのぼる黒煙と紅蓮の炎。やがてまどろしく崩れ落ちる2つのビル。舞いあがる埃で画面は覆われる。あれから10年、3千名近くの犠牲者が出たあの時を鮮明に思い出す。

未曾有といわれたあの地震から半年。亡くなられた人と行方不明者が2万人ほど。これほどの被災者を作りだした自然の力を憎みたくなる。それに加えて原発事故が追い打ちをかけた。

映像と文字でしかその様子を知ることが出来ないもどかしさを感じながら、しかしなす術を持たないひとりとしては、被災者の願いや思いが一時も早く実らんことを願い待つしかない。

あの日から半年の今日、各地で開かれた鎮魂の集いが放送された。震災から前途をうかがわせる復興へ向かう姿も多く映しだされ、見ている私もほっとする。しかし、それがかなわぬ姿も同じくらい見た。

東日本大震災復興対策本部会議において本部長の野田首相は冒頭のあいさつで、「いかに復興に向けての作業を加速化するか。やるべきことは見えている。あとは実行のみだ。福島第1原発事故の早期収束と震災復興に全力で取り組むよう関係閣僚に指示した」と報道された。失言でその職を辞した閣僚もあったが、今からは被災者の立場で首相指示通り取り組んで欲しい。それが国民みんなの願いだ。

(写真:3月26日の1枚、New York Timesより)
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なでしこ

2011年09月10日 | 生活・ニュース


「なでしこジャパン」、ロンドン五輪への出場権を獲得した。苦しい試合の連続で負けなしでこれた強さの秘密、専門家はいろいろと分析し説明されている。難しいことは分からないが「選手たちの試合への自信と勝負への粘り強さ」がこうなったと思う。残る中国戦もいい試合を願いたい。欲張るなら負けなしでこの予選を終えて欲しい。

勝負への粘り強さ、それを感じたのはワールドカップでの戦い。これまで勝てなかった相手に、本番のこの試合しかないという1戦で勝ちぬいてカップを手にした。体格の差を放送で何度も聞いたが、それにめげることがなかった。心技体がそろった戦いだった。

粘り強さを、それを引き出したのは試合で勝つことへの執念もあっただろう。しかし、カップを手にしてから報道される選手たちの生活環境は恵まれたとはいえない。その下で、サッカーを続けるがために積み重ねてきた努力が、試合での粘り強さへ連なった、そんな気がする。

勝った勝ったで終わらせることなく、この感動をどうしたら自分に生かせるか考えてみるが難しい。トレニアの花が口を開けて応援している。この花言葉は温和・可憐・魅力的・控えめな美点など、なでしこジャパンにふさわしい。残る1試合に勝って少しゆっくり休んで欲しい。

(写真:真剣なトレニア応援団)
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買い替え

2011年09月09日 | 生活・ニュース
           

保証期間の5年をかなり経過したプリンター、コピーもスキャナーも拒否し、印刷が時々まだらになる。何度トライしても同じ。スキャナーの時のあのランプも点灯もしない。補修を考え見積もるといくつかの修理個所があり何と総額で13,000円ほどになるという。

プリンターは安くなった、というのが話の相場。ならばとその売り場へ。使用していた機種に似た仕様の機種が修理費へわずかにプラスすれば買える。形も少しスマートになっている。プラスの機能もある。素人は使い慣れたものに限る、と購入した。

セットを終え使い始めて気づくことはいろいろある。すべての動作が速く仕上がりは綺麗になった。仕様が高まった分、操作にわずらわしい所もあるがこれは慣れで解決できる。また、間違うと注意を促す。電源を入れたまま元スイッチを切る。次回起動時に、前回間違っていましたと教える。それを受け入れないと起動できない。ようやく慣れたがちょっと笑いをくれた。

破棄するプリンター、量販店では500円で引き取るという。市のゴミ回収用の規定の袋に入れば破砕物として回収してくることがゴミカレンダーで分かった。大型の袋にやっとおさまり、決められた回収日に出し、事なきをえた。長い間ありがとう。

使いこなしはこれから。プリンターが安くなったと同じにインクも値下がりしてくれると助かるのに、と思うのは私だけだろうか。プリンターの安くなった分はインクが肩代わりしているのだろう。すべてが良しとは難しい。
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土砂ダム

2011年09月08日 | 生活・ニュース
           

四国・中国地方をゆっくり横断した台風12号は大型で速度が自転車並み。上陸前から紀伊半島以東に大雨をもたらしていたが、日本海へ抜けた後も同地域への雨は止むことなく降り続いた。雨上がりとともにその被害の甚大さが報道される。今回も多くの死者と行方不明者が発生した。東日本大震災と合わせ重い気持ちになる。

そんな中で雨が止んで現れた土砂ダムの異様な水の色とさらに下流への被害を及ぼすかもしれないという推測に遠く離れた地でも気になる。上流からの流入を止めることは出来ないことは素人でもわかる。一刻も早い排水路の施設を願っている。

「地震や集中豪雨、火山噴火などに伴う山腹の崩壊、地すべりの流下、火山噴火に伴う噴出物といった自然現象により形成されるダム」を土砂ダムと説明されている。2004年10月の新潟中越地震で現れた山古志村のそれは記憶に残っている。

時には湖底となった住宅の基礎や橋などを見せることもあるが、今、目の前には周辺の山の緑を写し満々と貯水した人工ダムが眺められる。この人工ダムに土砂ダムを作るほどの崩落土砂が流れ込まないことを願うしかない無力を改めて知る。

(写真:満水の人工湖、美和町で)
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こう成りたい

2011年09月07日 | 生活・ニュース
           

去年の豊作に気を良くし今年もピーマンを去年と同じプランタンへ2本植えた。嬉しいことに2年続きの豊作で、苗代をはるかに上回る収穫に喜んでいる年金生活の我が家の2人。

よく伸びた枝が植木の陰になり、大きく育ったそれに気づいた時には、半分赤色に変わっていた。腐ったのかなと思いながら様子を見ることにした。しばらくして腐ったと思ったそれは貴重なピーマンということを知った。

「赤ピーマンは熟度によるもの。未熟のものは青く、それを熟させて収穫したものが赤ピーマン。赤くなるまでに青ピーマンの倍以上の日数がかかり、熟すにつれて甘味も増す」という意味のことをTV放送で見た。赤ピーマンをもぎ取り、ガブリとかみつくレポーターは「甘い」と驚いた。

赤ピーマンは別の品種とばかり思っていた。あの青いそれの苦みと独特の味は好き嫌いがある。私も初めは手をつけなかった。それが完熟すれば甘くなるという。柿も青いうちは渋く熟れると甘くなる。自分もいつかそうなりたいと思いながら、収穫時期を気にしている。

(写真:収穫間近の赤ピーマン)

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