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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

コレクターの自慢

2011年07月21日 | 生活・ニュース
           

TVの「お宝鑑定」。時には驚き、やっぱりそうかと納得したり、へえ~と唸ったり、品々のいわれや年代、鑑定者の評など面白く見ている。信じ切っていた値打ちが外れたときの鑑定依頼者の落胆と、会場の爆笑との対比は見せどころだろうか。それにしても珍品も含め種の尽きないことと見ている。

「こんなコレクターみつけました」という展示会が、徴古館で開かれている。お宝鑑定で登場するような古いものから、今の今の品まで楽しく見て回った。出品者は市内在住の方ばかり。どれも時間をかけてじっくり見れる。

平成17年から始まった。一昨年から夏休み特別企画にランクアップしたという。いつもの徴古館とは違う館内が楽しめる。

中でもゴジラのコーナーは子どもさんとその親たちも喜ぶことは間違いない。映画ポスターやソフトビニール(ソフビ)製の怪獣がずらりと並んでいる。珍品ではピラミッドに積み上げられたビール缶。世界各国の缶が鮮やかな色彩を競っている。思わず「俺はまだ飲み足りない」というご仁があるかも。

静かで涼しい館内、8月14日まで開催で入館料無料が嬉しい。

(写真:ゴジラコーナーの一部)
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朝顔の生命に癒やし

2011年07月20日 | エッセイサロン
           

2011年07月20日 中国新聞「広場」掲載

 去年の夏、体調を崩し、朝顔に癒やされた妻が「来年は、この朝顔を植えたい」と採種した。梅雨に入る前、妻がその種をまき、苗を育てた。それの植え替えと水やりを私が引き継いだ。

 その朝顔が咲き始めて1力月近くになる。初めて咲いた朝、去年受けた癒やしへのお礼も含めて「お久しぶり」と声を掛けた。以来、猛暑に耐えながら毎日、花を楽しませてくれる。私は1日2回、丁寧に水やりを続けている。

 昨年、種苗店で買った苗の2代目だが、大きさも色も負けていない。妻は起きると、まず朝顔を見に庭へ出ていく。

 その花は簿く柔らかくて、触るとすぐに裂けそうなほど弱々しい。しかし、あの細いつると朝夕にもらう水だけで暑い夏を生き続ける。そして、それを次代へ伝え残す。そんな秘めた力が、見る者を癒やしてくれるのだろうか。

 朝顔のそばに初めてミニトマトを植えた。朝顔に負けじと実り小さな収穫を楽しませてくれる。

 それを見て私は水やりを楽しむ。たっぶり水を合んだ土を見ると、自分も満たされたような感じになる。 

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なでしこの風

2011年07月19日 | 自然 季節
           

気象台の観測地点では雨量が記録されていないのに、そのすぐそばの町では雨が降り、排水溝へ流れこめない雨水が川のように道路を流れていく。これをゲリラ豪雨と解説はいう。そして、上空に怪しい雲がひと固まりある時は注意を、と教えてくれる。

ゲリラ豪雨を聞いて思い出したことがある。出張先で大きな雨音に驚き窓を開けた。右側だけ雨が降っている。「夕立は馬の背を分ける」という話を実感したことがある。ゲリラ豪雨はこれを上回る規模なのだろう。

「前線や低気圧、台風などに伴う集中豪雨に比べると、ゲリラ豪雨は事前に予測することが難しい」というのが専門家の話し。昨年、バケツをひっくり返したような雨の様子、川が空から地面へ向かって流れる、そんな写真を見た記憶がある。

今年は梅雨明けが早く、各所に雨になれなかった湿気が残っているそうだ。夏の気温になるにつれ、この湿気が上昇し上空の寒気と衝突しゲリラ豪雨になる可能性が高いという。説明を聞けばそうかと思うが、ゲリラはどんなものでも願い下げたい。気をつけましょう。

台風6号が荒れているが、「なでしこの爽やかな風」は全ての日本人にやる気を起こし、世界からは賞賛の声が届けられている。大和撫子でなく世界のなでしこ、そう願って大和をジャパンに変えたという命名の裏話。今度はオリンピック予選、またいい風を吹かせてほしい。

(写真:この雲を撮ったあと少しだけお湿りがあった)
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きっと生きている

2011年07月18日 | 自然 季節
           

玄関のドアを開けた。高温注意情報が出ているにふさわしい青空。午後の日が照りつけるタイルの上に、少し大きめの虫がいる。背を下に、足を上にしている。虫の普通の姿勢ではない。

つまみあげてみると「セミ」。脱皮してそれほど経っていない、そう思わせるほど小さくてよわよわしい。右側の羽根が絡まったようになっている。絡まりをといて手のひらにのせる。わずかに足を動かすくらいで飛ぶ様子はない。しばらくして手のひらから腕のほうへ、ゆっくりゆっくり動き始めた。

根元からセミが生まれ出た実績のある庭のクロガネモチの枝に移した。動かない。蟻が寄ってきた。するとうるさそうに足を動かす。蟻は近づけない。セミは身を守っている。が、そこから動かない。とどまっているとこは葉陰で、鳥などに見つかる心配はないだろうとはなれる。

夕方、水まきの時に見ると、数時間たっているのに手の幅くらい場所を移動しているだけ。まあ、生きている。そっとしておいた。翌朝、探したが姿は見えなかった。

玄関のそばにあるのは鉢植えの小物ばかり。7年の土中生活をするような場所はない。どこから、どうやって、熱いタイルの上にやってきたのだろうか。なぜ羽根が絡まっていたのも不思議。どこかで生き延びて鳴いていることを信じたい。

(写真:クロガネモチの枝へ移した時の子セミ)
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空のすだれ

2011年07月17日 | 生活・ニュース
    

午前中から各地で真夏日の気温。実況で街頭から対処を呼び掛けるレポーターに応えるスタジオでの涼しげな笑顔が何ともちぐはぐ。スタジオは天国なのだろう。

今年はスーパークールビズ、と東日本大震災を受けてその度合いが増している。着るものも工夫がされている。その中でステテコの復活が話題になっている。夏はズボンの下にはき、汗をかいてもズボンが足にくっついたり、まつわりついたりすることがなく、歩きやすくい。ず~と愛用している。

いつのころからか実用や機能よりスタイルに関心が高まり、「ズボンの線がくずれる」「じじくさい」とかなんとかいって、使用されることが少なくなっている。復活したステテコは長年愛用しているそれと違いすぎ、まだ手元にはない。

浴衣や風鈴、扇風機も見直され、うちわの生産も右肩上がりという。竹製が増えるともっと喜ばれるかも。すだれも人気ある避暑具だが、最近のホームセンターに並ぶ品は粗雑なものが多い。安物買いのなんとか、のようだ。

2本の飛行機雲の1本が下方へ流れ落ちている。花火大会で演じられるナイアガラの滝に似ているが、その長さはそれの比ではない。いくら出しても買えないすだれが真っ青な空に張られているようだ。眺めていると、やっぱり暑い。

(写真:スッキリしている青と白のコントラスト)
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被災者に気配りした越夏

2011年07月16日 | エッセイサロン
2011年07月16日 朝日新聞「声」掲載

 今年は福島第一原発事故に絡み、夏場の節電やエコが特に求められている。

 市民として取り組めるものはないかと考えるが、年金生活では節電商品を簡単に買い求めるわけにはいかない。先月、電機量販店の広告で、積み立てたポイントでも買える「冷蔵庫カーン」を見つけた。店に立ち寄ると、たくさんの人が品定め中だった。思いは誰も同じか。サイズは我が家のそれに同じ。ポイントで支払った。友人は結婚した娘のためにも買ったという。

 この商品の売り言葉は「扉の開閉時に冷気を逃がさないので、庫内の温度上昇を防いで電気代節約」。夏場、冷蔵庫の扉を開けると、中の冷気が漏れてきて、その気持ちよさもこれまたよく知っている。

 説明書通り取り付けた。扉を開けたとき、庫内の冷気漏れ出しは少し抑えられたかな、そんな感じはする。本当の効果のほどは電気料金が教えてくれるまでは不明。楽しみに待とう。

 先日、梅雨が明けた。さらに最高気温が上がるだろう。節電とエコ。どこまで達成できるのだろうか。東日本大震災の被災者のことを思うと、これまで以上の気配りをした越夏をしようと思う。
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はがき随筆月間賞

2011年07月15日 | エッセイサロン
            

 朝8時前電話。ディスプレーを見た家内が「Oさんから」という。Oさんはエッセイサロン同好会の代表。このところ続く仲間の掲載に便乗出来たかな、と急いで受話器をとる。「6月はがき随筆月間賞の入選1位、おめでとう」。投稿する者として歳に関係なく素直にうれしい知らせ。しばらく作品について話す。対象の投稿はこれ

入選に次ぐものとして佳作がある。これまで3編選ばれている。選者評で佳作まで「あと一歩」が何度かあった。が入選は初、それも思わぬ1位。投稿するからには先ず掲載されること。佳作や入選はそのあとのこと、でも入れば嬉しい。

何通か電話やメールで「おめでとう」の声をかけてもらった。スカッと晴れた青空のようなで、今日ばかりは暑さがしのぎやすい感じ。さらに精進していこう。

入選2位Yさんは同じエッセイ同好会のメンバーで、入選は勿論、管内でもその作品は高く評価されいる。Yさんも目標とする人の一人、と学んでいる。

(写真:月間賞発表の紙面)
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夏休みに入る

2011年07月14日 | 陶芸
           

小学生が猛暑予報が出てる暑さのまっ盛り、元気に元気に帰っていく。我が家の前の四つ角で分かれてれていく友へ大きな声で呼び掛ける。たたずんだ暑い空気を震わせるほど元気だ。それを聞くだけで元気をもらう。登校の時とはのびのびしている。

夏休み前なので学校から持ち帰る物もあるのだろうか、かなりの荷物を持った子もいる。ランドセルに薄黄緑色のカバーを掛けた1年生も、上級生に遅れないように曲がっていった。通りかかった車は子どもらが通り過ぎるまで止まっていた。

小学校はもう間もなく夏休みにはいる。月2回の陶芸に通う施設、そこは夏休み中は団体生活を学ぶ子どもら専用にかわる、ということで我らの教室は自然に夏休みとなる。大方が高齢者の陶芸仲間、孫たちの世代へ花を持たせる。

しばらく遠のくので、陶芸用具はいつもよりよく洗い、水気を拭いて納めた。広場のやまぼうしの白い花が夏の日に輝いている。次に来るときはどんなになっているだろうか。

(写真:素焼きへ塗る釉薬のサンプル片)

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止まった

2011年07月13日 | 自然 季節
           

家内は起きがけにカーテンを開けて朝顔を見ている。その朝顔は昨年の夏、体調を崩した時に癒してくれた朝顔の2代目。日ごとにその数が増えていく。

そんな中で1本だけ、理由は分からないがつるの伸びが止まった。互い違いに生える葉も途中から生えなくなった。しかし、つぼみだけはついた。伸びの止まったつるの最先端にも。

そのつぼみが一度に咲いた。まさに申し合わせたように。同じつるからだから色形は同じ、咲いた花の向きもほぼ似たようなもの。

他のプランターの同じ2代目のつるはすくすくと伸びている。何年も朝顔は植えているが、初めての経験だ。これからどんな風なことになるのだろう。観察したい。

朝顔は日ざしが強くなると葉をしぼんだようにだらりとさせる。土中の水分が不足していなくても、直射の日ざしを避けるという自然界の遺伝だろうか。素晴らしい保身術、熱中症対策に苦心する人の姿を知ってか知らずか。

(写真:伸びが止まったつるに咲いた朝顔)
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2011年07月12日 | 生活・ニュース
           

近くの工事現場で基礎になる鉄筋の組立てが進んでいる。組立て初めはふらふらで不安定だった。それが、無数の鉄筋が結束されるにつれ次第に一つの強固な構築物に仕上がっていく。結束は素早い仕草で行われる。縦も横も底も測ったがごとく綺麗な四角が出来る。

そんな仕事風景を見ながら、工高校時代の校歌の一節を思い出した。「… 新しき世の礎と 挺身ここに鍛えたる …」。作詞は永田新之允という初代岩国市長。この中の1字「礎(いしずえ)」、好きな1字だ。

産官学で日本を奮い立たせる昭和30年代、その一翼を担う工高らしい校歌だった、と思う。家も自治体も企業もそして国も、礎、基礎がしっかりしていないと不安を助長するのは最近のどこかの総理を見れば分かる。

礎は家屋の柱の下の土台石、物事の基礎となるもの、とある。柱の下の土台石、最近の新築では使われることはない。使われることがなくなることもあってか、その字を見ることも少なくなった。

鉄筋を切り加工する人、運搬する人、それを組み合わせ結束する人など、各分担を積み上げて仕上げることでチームとしての仕事が完成する。現役時代も、この噛み合わせがいいと苦労をそう感じなかった。

コンクリートが流し込まれれると、この幾何学的構築物は隠され、再び人の目に触れることはない。そうなってもこの基礎はいつまでも上に建つものを支える。本当の礎、基礎として末代まで残る。いい仕事、いい基礎を見ながらそんなことを思った。

(写真:幾何学的構築物のような基礎)
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