家内は起きがけにカーテンを開けて朝顔を見ている。その朝顔は昨年の夏、体調を崩した時に癒してくれた朝顔の2代目。日ごとにその数が増えていく。
そんな中で1本だけ、理由は分からないがつるの伸びが止まった。互い違いに生える葉も途中から生えなくなった。しかし、つぼみだけはついた。伸びの止まったつるの最先端にも。
そのつぼみが一度に咲いた。まさに申し合わせたように。同じつるからだから色形は同じ、咲いた花の向きもほぼ似たようなもの。
他のプランターの同じ2代目のつるはすくすくと伸びている。何年も朝顔は植えているが、初めての経験だ。これからどんな風なことになるのだろう。観察したい。
朝顔は日ざしが強くなると葉をしぼんだようにだらりとさせる。土中の水分が不足していなくても、直射の日ざしを避けるという自然界の遺伝だろうか。素晴らしい保身術、熱中症対策に苦心する人の姿を知ってか知らずか。
(写真:伸びが止まったつるに咲いた朝顔)