日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

小さな備え

2008年05月21日 | 生活・ニュース
               

中国四川省大地震は時間の経過とともに甚大な被害の様子が生々しく報道される。死者・行方不明者は数万人を越え、負傷者はその数倍という。なにも出来ない今は衷心からお見舞い申し上げるほかに術が無い。

「備えあれば愁いなし」という。どこまで備えれば愁いがなくなるのだろう。四川省の地震を知る限り、自然の力というかエネルギーというか、そのはかり知れない現実に立ち往生する。

といって何もしないわけにはいかない。小さくても出来る備えは務めだろう。梅雨入りを前に側溝の清掃が行われている。町内一斉に実施される。排水の流れを良くするだけでなく、夏場に向かっての蚊やハエの発生予防にもなる。

前に住んでいた町ではこの側溝清掃を毎年経験した。コンクリート製の重い蓋を外す。堆積した土やゴミを取り出す。単純な作業だがこれが肉体労働だった。

町内は高齢者が多く、自然と若手にその比率が高くなる。誰からも愚痴を聞かなかった。協働をこうした中で自然に学んでいた。終わったあとの冷たい缶ジュースで話がはずんだ。

道側に詰まれたヤーン袋、大きさはさまざまだが、ほっとした顔のように見える。仕方なく流れ込んだ側溝から日のある場所に出られたことで。これから行くところを知らぬままに。

(写真:積み上げられたヤーン袋)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜明け前

2008年05月20日 | 生活・ニュース
               

秋の終りころから出会わなくなった早朝ウオークの顔なじみさん、夜明けがしのぎやすくなった事からひとりふたりと出会い始めた。笑顔の挨拶は変わらない。歩き方も同じ、元気だ。

「冬の間も続けられましたか」愛犬と散歩のご婦人。必ず奥様が前を歩く純白でおそろいのトレーニングウエアのご夫婦。イヤホーンから演歌が漏れ聞こえる恰幅のいい男性。思い思いの形で朝を楽しむ。

犬を連れた人たちは、お互いの犬を撫ぜながら立ち話が楽しそう。犬は先を急ぎたいようにも見えるが、飼い主は話に夢中で犬の思うようにはならないようだ。

飼い主と一緒に神社の鳥居前にしゃがみ、飼い主の礼に合わせて頭を下げる犬がいる。たまに見かける犬の参拝が微笑ましく、みなわされる。

今じぶんは30分経つとあたりの様子が変わる。錦帯橋付近は周りが開けているだけに夜明けを早く感じる。間もなく鵜飼の始まる錦帯橋上流は、桜のころの喧騒は無く、濃い緑の山を映して静かに流れる。

錦帯橋下流の瀬には釣人が2人。鮎は解禁になっていないが竿は何を求めているのだろう。
今朝も穏やかな夜明けを向かえる。

(写真:感度を上げて撮った5時ころの錦帯橋)

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

容姿だけではいけない

2008年05月19日 | 生活・ニュース
              

天気予報の通り夜明け前の空はどんよりしている。折りたたみ傘を持っていつものように早朝ウオーキングに。気温も前日より2度ほど高く気のせいか川風も生温い。

春には美しいトンネルを造る桜も若葉だが色は暗くてよく見えない。そのトンネルに沿って幅2メートルあまりの歩道が続く。その歩道をしばらく行ったところで引っかかった。

きのうは無かった蜘蛛の巣に顔を捕らえられた。蜘蛛にすれば外敵、いや侵略者の顔だろう。この時期になったのか、と思い歩きながら巣を除く。続けて3回巣に出くわした。

毎年この道では蜘蛛の巣に悩まされる。時には破れるとき「バリバリ」と音がする大きくて強い巣にも出くわす。私は彼らの生存権を侵略していることになる。

1部の蜘蛛を除いては人に害を与えないのに、見掛けの容姿によるのだろうが人間からは嫌われる。寂れた様子を伝えるとき放射状にはられた蜘蛛の巣を映すなど、いい場面には登場しない。

格闘蜘蛛は別として、家で蜘蛛を飼育する人はいないだろう。見つければ捕るか追い散らすのが一般的だ。この蜘蛛たちはハエやダニ、ゴキブリなどを食べるという。考えによっては益虫なのだ。

蜘蛛は人間が餌にならないことを知っているから人間を咬まないだろう。容姿だけで好悪を判断しない賢い人になれと教えてくれているのかも知れない。

(写真:蜘蛛の巣など見えない早朝の歩道)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

万物の成長

2008年05月18日 | 自然 季節
               

根室で桜の開花宣言、数日前の気象情報のコメントにあった。最も遅い開花宣言という。当地とは2ヵ月あまり遅い宣言、流氷は沖へ消えたのだろうか。

錦帯橋の桜が終り躑躅に牡丹、芍薬に藤と花を愛でる人にはたまらない良い季節だろう。さつきに続いて菖蒲も背丈を伸ばし始めた。のどかな公園は散策の人で賑わっている。

沖縄は間もなく梅雨入りといい、台風4号は日本の南を通過するとの予報、まもなく鬱陶しい季節になる。が、この雨がないと、唯一の自給率100%の稲作に大きな影響がでる。

我家の小さな庭をにぎわした春の花はまもなく終る。変わりに紫陽花が元気に伸びている。柔らかい緑の葉は勢いがある。水やりが楽しみになる。

紫陽花は花と萼(がく)が煩わしくまとめて「花」になる。紫陽花の花は解熱薬、そして葉にも薬効があるという。ただ花を愛でるのではなく何かを求めた古人に深さを感じる。

間もなく24節季の小満。万物がしだいに成長して天地に満ちはじめるころという意味があるそうだ。庭の紫陽花もそうなって欲しい。

(写真:伸び始めた紫陽花)

昨日の「花の女王」のバラをご覧ください(素人の写真クリック)。

 http://ww7.enjoy.ne.jp/~kiyokatu/
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花の女王

2008年05月17日 | 生活・ニュース
                

いま各地でバラ祭りやバラ展が開かれている。豪華かなバラの色や形、香りを競いう様子がニュースとなり目を見張らせる。

バラは「花の女王」といわれ、贈りものには最高の花として使われる。こんなバラは、世界中で改良が重ねられ園芸種は数千種類を越えるという。そんな影響か、バラは初夏の季語だが四季を通して見かける花に変わった。

市内にお住まいのSさん宅の庭は全体がバラ園になっている。この時期、門柱を覆い隠すバラのお出迎えをうけてたくさんの方がバラを愛でに見えるという。園内の通路はバラに押され申し分けなさそうに狭くなっている。

Sさんは、土つくりから消毒、剪定に添え木と全ての作業を自家製でこなされている。またバラについて造詣が深く、語られる口調からはバラへの熱意が伝わる。新種への挑戦もされているとか。

バラの花言葉は清純な愛。こんな言葉は1度も使ったことはない。ましてやこれから使うこともない。が、言われてみればそんな感じの花に見える。デジカメに映るバラを見ながらそんなことを思った。

(写真:S邸の豪華な入口)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芍薬の花

2008年05月16日 | 自然 季節
               

ある施設の庭、2週間ほど前、実のようでもあり大きな蕾のような玉が何か知りたくて聞いたら「これは芍薬の珠」と教えられた。

その珠が競いあうように咲いた。一見牡丹のようにも見えるが、それより少し地味な感じがするものの、見事な咲きっぷりといえるだろう。

10本あまりの芍薬からは、珠から花びらがのぞき、やがて美しい姿に変わる様子が観察でき、理科の授業を思い出させる。

「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」といわれる美女はいかような容姿なのだろう、咲き誇る花を見ながら考えたが浮かばず仕舞いに終わった。

珠から花への様子ご覧ください。
<http://ww7.enjoy.ne.jp/~kiyokatu/ 素人の写真ご参照>。

(写真:緑の屏風を背に咲く芍薬)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

教材つくり

2008年05月15日 | パソコン講座
               

所属するパソコンの会は「パソコン普及」を主たる目的に講座や無料の相談会などを開いている。講座受講者は設立以来延べ9千人に達する。

当会の講座の大きな特徴は自作のテキストを使用することにある。
講師陣は現役引退者が多い。パソコンで苦労した定年前の経験を生かし、初めてパソコンに触る方にもわかり易い内容、これを基本にして作成する。

文字は大きく、図をたくさん、文章は短く、カラー印刷と見た目にも優しく読みやすい。もうひとつ頁数が1講座数頁とコンパクトなことも特徴といえる。初心者の方に威圧感を与えない。

と言っても、作成は容易でない。題材とその内容、2時間の講座で1つの内容を完結させ、受講者にはそれを習得してもらう教材作りには苦労する。しかしこのことが会員のスキルアップにも連なる。

受講者があるから新しいテキストが必要になる、ニーズを汲み取りテキストを作る、まだまだ続く。

(写真:教材に使用する写真集の1部)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

積み重ね

2008年05月14日 | 生活・ニュース
               

都合があり早朝ウオーキングを10日あまり休んだ。この間の歩行数は毎日3千から5千歩と運動不足は否めない。

休んだ10日あまりのウオーキングの運動量、実行していたらどのくらいになるか計算した。万歩計から大よその値が出せる。歩行距離は60キロ、歩行数は8万2千歩、所要時間は11時間、これに消費する熱量は2千2百キロカロリー。

来月からパソコン講座を始める町まで40キロ。60キロは復路の中間になる。そこは山合だが大きな三叉路のあたりになる。とても歩いてなど思いもしないが、昔の人は歩いた。

ちりも積もれば山となる。こうして数字にしてみると日々の積み重ねの大切さを改めて知る。

久しぶりの早朝ウオーキングだったが写真館前のツバメとは今朝も挨拶を交わす。気になっていたが、元気な鳴き声に送られて足を速めた。

(写真:錦帯橋から続く昼間のウオーキング道)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お蔭様の涙

2008年05月13日 | 生活・ニュース


第20世住職の門信徒葬に檀家として参列した。
次第に沿って執り行われる葬儀、多数の信徒は本堂の外に設けられた大型画面を見守る。重厚で荘厳な儀式は目を見張る。

葬儀の栞から引用させていただく。

(前節略)突然の事にショックであり、悲嘆にくれ涙しました。よくよく考えますと、たった2年ほどのご縁にも関わらず、親子として、また法嗣として住職より深い慈しみをうけていたからこそ、お蔭様でこんなに悲しい気持ちにさせていただけるのだと気づき、今ではそのことを嬉しく思います。父として、先師として、浄土より寺をご照覧ください。

これは昨年3月、法嗣として入寺された方の言葉である。入寺され1年間の研修を終え帰られたばかりの別れだった。2年前住職と出会われ、1年して入寺、これかという時だった。

悲嘆にくれるだけでなく、涙のわけに思いをいたせば、そこに途が見えてくる、そんなことを学んだ門信徒葬だった。

(写真:葬儀の行われた本堂)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ねんきん特別便

2008年05月12日 | 生活・ニュース


「『この度の年金記録をめぐる問題について、心よりお詫び申し上げます。一刻も早く皆様の年金記録を正しいものとするよう、最善を尽くしてまいります』厚生労働大臣・舛添要一」としたためられた封書が届いた。

それは、いま話題の「ねんきん特別便」だ。作成は3月14日。やく2ヵ月掛かった。表書きもお知らせ文も指摘を受けて訂正された特別便、それだけに興味がわく。

封書の全てに目を通したが、なぜこの特別便が必要になったかの説明は一言もない。反省をしないから説明することが思い浮かばないとしか思えない。

社保庁職員が真摯な職務執行を怠ったために「ねんきん特別便」をお送りします、この一言が抜けている。

公務員は国民からその事務と執行を付託されているもので、付託した者の意に反した行為は些細なことでも許されない、と言う事を分かっていないのだろうか。真摯で真面目な職員も在籍されているとは思うが。

ねんきん特別便の諸経費は税金からという。これは納得しがたい。職務怠慢者が弁済すべきだ、年金生活者の愚痴かも知れないが。

我が年金記録に誤りはなかった。

(写真:ねんきん特別便の封書)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする