出かけたついでに頼まれた買い物をするためスーパーに立ち寄った。入口近くの野菜売り場、キュウリを選んでいる人の終わるのを待っていた。選び終わって話しかけられた。「作ってもろうて食べれるんで愚痴を言っちゃあいけんが、キュウリ１本が７０円じゃ買いにくい」そういって次に行かれた。私も１本買った。
東京２３区の先月１２月の消費者物価指数（生鮮食料品を除く）は前年同月比上昇率が４.０％上昇した。これは４０年８カ月ぶりの伸びと報道されている。食料品などの値上げが続いていることが指数を押し上げたという。東京都の指数は１０カ月連続で上昇、キュウリ１本の値段の高さがわかる。
そういえば思い出した。お節の飾りにサヤエンドウを一袋買った。調理しながら「大事によく味わって食べて」と妻の話。聞くと超高値という。聞くと１８個が２５０円というから確かに高いと思う。物価が上昇しているのはスーパーによくいくので承知しているが、こういうとらえ方はしたことがない。
１１月の全国指数は３.７％上昇、この調子だと全国指数も上昇するだろう。あるエコノミストは予想は３.８％だったが、上回って驚いたと話す。電気・ガス・灯油などの伸びが高くなっている。賃上げは声高らかに言われ、いい返事が聞こえ喜ばしい。が、増税や保険料アップの声は聞こえるが年金増額については、選挙まで間があるからだろう発言が聞こえてこない。
（今日の５７５） 物価高手の打ちようがない政治
