繰り返しやってくる今冬の寒波、瀬戸内でも最低気温が氷点下の日が続く。映像で見る豪雪地帯の積雪は家の一階を隠すほどになっている。排雪のご苦労は計り知れない。こんな中である発言に出会った。「冬の作業は雪かきひとつだけ。春になると農作業が始まり仕事が増える」。気を紛らわすためのユーモラスなひと言だろうが、裏に潜む大変さが伝わる。
こうした中で停電や長期間の断水が起き厳しさを増加させている。冬の入りの頃は「節電、節電」と電力業界もマスコミも絶え間なく伝えていたが、この厳寒のためか一時ほど聞こえなくなった。電気料金の高騰は家計に堪えているので、家庭での無駄な使用は消えているのではなかろうか。
節電とはいえ、そのために凍死などが起きてはたまらない。屋内の寒暖測定には何らかの測定器具が必要になる。ある所で写真のような家庭用という寒暖計を見た。長さは40㌢くらい、目盛りも大きく見やすい。「エネルギーを大切にしましょう」の注記と合わせ、冷暖房の目安域が記されている。
午前10時すぎ最低気温が氷点下5度以下が予想されるとして低温注意報が発令された。立春まであと5日、暑さ寒さも彼岸までというから、3月18日の彼岸の入りまでは寒暖に注意が必要。2月になるとスギ花粉が飛散と気象予報士、コロナにインフル、気を抜かないで乗り切る。
(今日の575) 感じより高い値の寒暖計