日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

歳を重ねて

2023年01月31日 | 生活・ニュース
 

 今月2回目の陶芸教室。昼食を食べながら眼下の瀬戸内海を眺めているのは海抜500㍍にある県の施設の2階にある食堂。「おお、今日は見晴らしいがいい」そう言いながら、全面ガラス張りの向こうの波静かな海と島々を眺める。外は日差しがあり温かそうに見える。

 上空の長く尾を引いたような白い雲、あまり見かけない雲形、上空は風がないのかほとんど動かない。何か気持ちよさそうに浮かんでいる。眺めていると、尾のような雲の横を戦闘機が飛び去った。遠くてガラス越しでもあり轟音は聞こえなかったが、あの速度だとかなりの音だと経験から思う。

 戦闘機の機影で、瀬戸内の静かなすがたをぼんやり眺めていたことから現実に戻された。この街には極東最大級の米海兵隊の基地があり、ステレス戦闘機ほかの軍用機が訓練を続けている。「台湾有事の際、こうした国内基地を米軍が使うのは当然」と元政治家がコメンテーターとして大真面目に話す。彼は基地の無い都市に住んでおり、日常的な轟音がどんなものか知らないのだろう。

 今日は1月の晦日、格別にこのひと月が早く過ぎたように感じる。身の回りに特別変わったことは思い当たらないがなぜだろう。ここ2週間あまり、「寒いです」が挨拶の第一声だったからだろうか。1月はいぬる(帰る)、2月は逃げる、3月は去る、とこの3カ月間の早く日が過ぎる感じを表している。昔の人は面白いことをいう。

 (今日の575) 歳ひとつ重ねて増した寒さかな
コメント
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