月1度だが今年初めての仲間との農園作業日。快晴の青空が今日は災い、農園は盆地の真っただ中にあり、周囲は真っ白、雪ならぬ霜が覆っている。盆地のアメダスの最低気温はマイナス3.1度、体感的にはさらに2度くらい冷たい感じだ。
霜に覆われた野菜の収穫、「冷たいと冷たい」と言いながら白菜や大根、ニンジンにネギなどこの時期ならではの作物を収穫する。どれも月1度の作業成果とは思えないほどよく育っている。これならどこの誰にでも見てもらえる。収穫したものは参加者が持ち帰る。新鮮なとれたて、家内はいつも喜ぶ。
久しぶりに農獣よけの金属製ネットの周囲をイノシシが耕していた。餌となる山の実は尽きたのだろうか、直径1㍍ほどと思える窪みもある。そこには餌となるミミズなどがいたのだろうか。参加者の一人が、三が日のある日、1匹のうり坊が山間の道路の真ん中に倒れていたのを目撃しており、彼らも大変な生活をしているようだ。
霜といえば霜焼け、という言葉を思い出す。これは、局所的に生じる軽い凍傷で、原因は強い寒気に当たると赤くはれて痛痒い。ということだが鈍いのか、幸いなことに霜焼けになったことはない。今朝の野菜の冷たさに長時間接すればそうなるかもしれないと感じた。子どものころ冷たい手をあっためるのは、両方の膝を折りその折カ所に手を当てしばらく腰を下ろし挟む。今朝、それを思い出してやってみた。効果ありだった。
(今日の575) 霜乗せた葉っぱは冷えを我慢する