庭で草抜きをしていたら若い人が入ってきた。小さくて判読はできないが首に掛けた身分証か社員証のようなものを掲げる。用件は「電池が切れていても壊れていてもいいので、そんなんものがあれば引き取りたい」とパンフレットを差し出す。こうした来宅者を玄関に入れたり部屋に通したりしない、という教訓を思い出し、「我が家にはない」とお引き取り願う。
次は「今日は」と仕事着姿の青年が来宅。やはり庭にいた私が応対すると前と同じように社員証らしきものを見せ「工事の説明に伺いました」、「どこの工事」かと聞くと「外壁の塗装です」という。私は「どこの家の工事か」と聞いたつもりだったが勘違いになった。「我が家はどこにも工事は発注していないし、外壁塗装は考えていない」と断る。
手にしていたバインダーの書類らしき物を見ながら「説明だけ聞いてください」という。「その必要はない」と断る。発注していないのに「工事の説明」、こいつはおかしいとすぐに疑問を持つのが普通と思う。これって高齢者を狙う商法かと疑いながらおかえり願う。
時間差で前後して2件の疑わしい用件を持った来訪者。高齢者宅を狙ういろんな犯罪が報道されるが、我が家はその対象になっているのだろうか、ならばしっかり応対しなければならない。知人が「無料の瓦点検」をせがむ者にある「ひと言」を発したら飛んで帰ったいう。その「ひと言」を万一の時には使ってみよう。
(今日の575) 悪いけどまず疑って聞いている