今月になり、連日新聞の大きな紙面を割いて載っているのは公務員の人事異動。それは国から地方まで、何を担当していた人が新任務でどこそこへ異動や退職など全国紙・地方紙合わせたら想像もつかない大きな紙面になろう。これは記事だから無料なのだろうか。多くの権限を持った役所へ対してのことなので有料には出来ないだろうなあ。
現役のころ、この時期には何を置いても我が仕事に関連する人の異動先とその後任となる人を確認していたことを思い出す。課題を抱えている時は特に気を使った。中には新聞発表前に仕事の関係でと断り挨拶に見えた人もあった。話の中で子どもの進学などと重複して困っている人もいた。サラリーマンならどこの世界も同じ悩みはあるようだ。
今日は見開きで3194人の異動が掲載された。内容は県教委関係の異動、見出しが最近の世相を受けたわけではないだろうが「女性管理職10年間で最多」となっている。そういえば、近くの小学校のお別れ会の予定が入っていた。自分の子どもの頃のこうした状況の記憶は薄れているが、小学校では1から4年までのクラス担任は今思い出しても「いい先生だった」と言える。
私も何度か異動を経験した。その中で、自分には新任務だが、何年も経験している前任者にすれば、昇進や昇格での異動ならいざ知らす、必ずしも歓迎すべにことではなかっただろうと思う。そのためには前任者以上に勤める、そう心に誓いながら過ごして来たと思っている。異動関係の仕事も担当したが一件一件苦慮したことを思い出す。