高齢者とは年齢65歳以上者を指す。そして75歳を超えるといい面も悪い面も含めて後期高齢者と呼ばれる、というか分類される。この層に該当すると社会迷惑をかけることが増加しているようだ。「長生きは本当に幸せなのか」という問いに答えるのが難しくなるほど高齢者が増加している。
そんな一つ。高齢者による交通事故が増加している。そうしたこともあり自動車運転免許の更新は認知症検査が行われる。社会のためにも運転者本人のためにも必要と思う。この検査に通らないと更新への手間がかかる、知人の苦労談を聞いたことがある。免許返納出来ないのは家族の通院が理由だった。
来年6月からはさらに厳しくなるようだ。75歳以上で免許更新通知が届いた時点から、過去3年間に信号無視など11種類のうち一つでも違反していれば、実車試験の対象者になるという。更新期間中は繰り返し受験出来るが、不合格の場合は更新できなくなる。試験は安全運転に必要な内容で100点満点の減点方式で合格は70点以上という。
11種類の違反履歴のある高齢者の重大事故はそうでない人の倍以上だという。若い運転者に比べ身体機能や瞬発力など低下することはよく認識している。事故削減への法改正は必要だが、違反11種類の項目を見ると、高齢者でなくても違反歴のある人は多いのではなかろうか。これらの運転者についてもしっかり検討し事故削減を進めて欲しい。私は今秋の更新、今のままゴールドを継続すれば無試験だが、脳の方が不安である。