日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

12月の異称から

2020年12月26日 | 自然 季節

 「師走」について歳時記にこんな解説が載っていた。「もともとは陰暦十二月の別称で、陽暦では一月前後にあたるが、『神無月』や『霜月』と違って暮れと結びついた言葉なので、歳末の慌ただしい感じを込めて陽暦十二月の異称として現代も使われている」。そうなんだ。

 師走は、教をあげるために師僧が馳せる月であることがその語源ともいわれる。これは人事の慌ただしさからきているという。日頃師僧は暇なのだろうか。十二月の異称としてはもう一つ「極月(ごくげつ)」がある。こちらは一年の最後の月という感慨に基づいた把握をするという。1年の極まりの月という意味では極月がいい。

 年々その発行枚数が減少するという年賀状、今冬は新型コロナ禍で移動自粛から増加するのではという予測もあるが、さてどうだろう。昨日までに投函すれば元旦に配達されるという年賀状も、SNSが取って代わって午前零時に発信すれば年賀状より早く新年の賀詞が届く。思い切った年賀状のセールスポイントが求められる。

 通りかかった郵便局の入り口、冷たい風に「年賀はがき」の幟がはためいている。年賀はがきを買って、もう投函されましたか、幟のはためきがそんな風に見える。高校時代郵便のアルバイトをした。ポストに賀状が山ほど入っていたことを思い出す。コロナコロナの1年だったがまだまだ続きそうだ。今年も残すところ1週間、来る年のために師走・極月の両方から今年を振り返るのもいい。
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