各界で名を知られた人が亡くなられた報に接する。それは、その方々の葬儀が終わってからという事が、コロナ感染禍の今では普通になった。
今年3回目の家族葬に参列した。よく知っている皆さんで、夫として、親として、そして祖父として人生を全うされた普通の市井の方々でした。
葬儀会場の入り口で背の低い石彫りの地蔵2体が出迎えてくれた。緊張をしている参列者を何かほっとさせる。それは、目と口が細い線で刻まれているだけだが、どこか笑みをたたえているように感じさせるからだろう。
コロナ感染防止に配慮された会場の飛沫飛散防止策などのしつらえ、万一の時の連絡方法、手の消毒、換気など、報道で学ぶ対策が行き届いていた。家族葬という少人数ならではの徹底だろう。しばらく停止されるGoToの効果を期待したい。