日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

どっちがいいか

2020年02月24日 | 生活・ニュース

 朝一番にミカン1個を半分にして石の上に置いた。ほどなくして先日から来ている2羽がやって来た。周囲を警戒しながらついばむ。昼前に見ると実を食べつくしている。体に似合わず大食いだなと思いながら2個目を置いた。昼食時間に合わせたのかのようにやって来た。すると庭石の高いとこにとまって下に置いている2個目のミカンを見下ろしている。

 「おっ、新しい餌だ。今朝より少し大きいかな。う~ん半分のどっちが美味いかな、いや、おなじ実だから味は同じだろう」、これは見下ろすメジロを見て私が勝手に思ったこと。傍の木にとまっている連れと合図しあったかどうかは分からないが、同時に降りてきてついばみ始めた。庭にメジロが毎日やって来るという人が「メジロの動作を眺めていて見飽きない」とコメントが届いた。

 メジロは目白と書くが、仮名の方が親しみやすい。名前の通り、はっきりした白い輪が目の周りにある。鳴き声は「チーチョイ、ツイー、チーチル」と可愛い声で鳴くそうだが、耳に残っていない。今は家庭での飼育は禁止だが、子どものころには寺の境内で鳴き声大会が開かれていた。学校帰りに座り込んで見ていた記憶がある。

 メジロは鳥籠で飼われ、緑濃いすり餌を貰っていた。自然では野鳥らしく小昆虫や木の実、花の蜜などを食して生きているという。人間の楽しみでたとえ短期間でも、餌を与えるのは野生領域への侵害かもしれない、そんな人間の気心配など知らぬ存ぜぬとミカンをついばむ。メジロは人間から与えられたのではなく野生の目で自らが発見した餌と思っていてくれると助かる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする