日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

一人では渡れない

2020年02月05日 | 地域

 「自治会を脱退する」「転居や新築で移ってきても自治会に入らない」という人が多くなった、雑談をしている中で或る地区の自治会役員の人から話が出た。この話はよく耳にするが実際に接したことがないので具体的には知らない。話しによると、若い人の家庭にその傾向が多いという。スマホで済むから回覧板はいらない、自治会の役員や世話をしたくない、高齢の者にはよく分からないと笑う。

 自治会は任意団体ではることは認め、そのうえで話をするという。自治会員でなければ自治会の管理するゴミ集積場は利用できない、地域の行事に参加困難になる、児童らの登下校の安全見守りをどう思うか、など地域との協同・親睦を話すという。「ああいいですよ」とにべもない答えもあるらしい。そんな現状を聞くと思い当たることがある。

 今は大きな問題になる「村八分」の話し。地域全部が申し合わせその家と付き合わない、仲間外れにすること。では残り二分は何か、「八分でも火事と葬式は助ける」ということと聞いている。今は社会構造が変わりそんな手伝は無くても事は進むというだろう。そこまで割り切れないのが、これまで助け助けられた経験が邪魔をする。自治会には入らないが近所とはおつき合いする人もあるだろう。

 地域とのつながりがやっかい、気が重い、めんどくさい、こんな気持ちからでは親しい日常の交わりは難しい。いろいろあるだろうが、なぜ敬遠される自治会なのか、それを考えてみるのも入会減対策のひとつでは、雑談はそんなところで終わった。若い人が入会しないと運営は難しくなる。敬遠される自治会を見つめなおす、いいことと思う。
コメント
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