日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

鯨肉給食

2020年02月04日 | 回想

 昼食には少し早いかなと思う時間、近くの小学校の傍を通りかかった。風の向きなのか何とも良いにおいがしてくる。それもそのはず、ブロック塀超しに給食室が見える。そこでは白い割烹着を着た人をよく見かけるし、食材の空き箱が積まれているので給食室と思いこんでいる。そういえば今朝の新聞に「給食に鯨肉」の記事が載っていた。

 太平洋戦争が終わって2年目、教育改革初年度の1947(昭和22)年4月に市立と呼称が変わった小学校へ入学した。教科書が「カタカナからひらかな」に変わった。といっても、全教科揃っているわけではなく、記憶には「こくご」くらいしかない。思えば、戦後の混乱が続き町には進駐軍のジープや青い目で背の高い兵隊を見かけていた。

 2年になってからと思う、何と呼んだか覚えていないが「ジュースと粉乳」を日替わりで出され教室で飲むようになった。味は記憶していないが何もない時代のこと、駐留軍からの支給品だろうが喜んで飲んだ。学年が進むにつれ給食内容が充実し、満足満腹するようになった。底が平らで柔らかいコッペパンやメロンパンは大人気だった。それにクジラ肉、鯨肉も大人気だった。

 「大きいものを食べると縁起がいい」という節分の風習にちなみ、昨日の給食に鯨肉が出されたと記事。竜田揚げが人気というが、時代は変わってもこれは変わっていないようだ。日本は商業捕鯨が復活したので、これからは給食の蛋白源となるのだろうか。国外は日本食ブームという。日本の食文化を世界に広めるために和食に鯨肉使用はいかがだろうか。
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