冬らしく冷たく寒い日もあったが、全体的には暖冬の予報通りになっている。市街地ではあるがわずかな時間だけ風花を見たくらいで雪は見ていない。北極の氷が溶け白クマの生存域が狭まり心配されたり、南極で最高気温が20度近くまで上がったとか、文字情報でしか知りえないが、日本の異常気象を思うと、地球上で起きている異変は不思議ではない気がする。
暖冬で冬眠しなかった熊もいるそうだから、野山には野生の生き物の餌はあるのだろう。今の時代にそんな心配はしなくていいが、祖母は「冬寒くないと畑の虫が死なない」と言っていた。雪が少なくて北の地方の農家の困っている様子もネットに載っている。雪が少ないので今年の夏季の水不足を心配する人もある。
そんな気候のためでもあるまいが、今年は庭に置いたミカンになかなか鳥が寄って来ず、古くなって何度も取り換えた。たまに来た、と見ているとヒヨなどが追いかけてきてメジロやススメはやって来ない。ミカンなどはヒヨにかかればあっという間に処分され、小さな鳥などがついばむことは出来ない。
今日は、雨が止んだ後にメジロが何度もやって来た。ついばんでは頭を上げ、周囲を警戒しながらミカンの実を飲み干しまたついばむ、今年も同じ仕草は変わらない。長居はせずに飛び立っては戻ってくる。身の安全を保つため野生的に備わっている行為も変わっていない。明日から続けてやって来るだろうか。山口県内で「春一番」が吹いたと発表、昨年より3日遅いとか。