日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

寺小屋の成果

2018年03月03日 | 地域

 少子高齢化、被災など様々な原因で地域力が落ちて来ている。そんな地域の活性化や賑わいを、と活躍する人らの様子を見聞きすると心温まる思いがする。近くにも城下町の面影は残っているが、かっての賑わいや繋がりを懐かしむだけでなく、薄れ行く地区を活気づけようといくつかのグループが活動されている。

 そのんな一つ「お雛様と人形展」が催されている。錦帯橋近くに残る城下の町屋で何百という雛飾りが観賞できる。ひな人形への知識がなく由来などは分からないが、歴史を思わせるものから紙雛まで、真赤な毛氈に並んでいる。

 そんな地域興しに取り組むもう一つに「岩国城下町寺小屋」という地域の寄り合いの場を作るグループがある。明治初頭までの寺小屋は、武士、僧侶、医者などが庶民の子ども対象に教えていた。城下町寺小屋では住民有志が講師となり、それぞれが持っている特技を教え地域を活気づけようというもの。歴史や文化、音楽に料理、異文化など教え合っているという。発足から1年、成果が披露された。

 会場は観光交流所「本家 松がね」。しの笛演奏、城下の盆踊りとして400年続く「小糠踊」、韓国文化の紹介とチマ・チョゴリをまとっての歌、懐かしい童謡の合唱、二胡演奏など、満席の会場と一体となって盛り上がっていた。親しい知人も何人か登場、みんな同年配だが少し若返って見えた。学び合いのなかから新しい風が起こるだろう。
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