
「季節外れの降雨量になります」という予報どおり、市内でも90から100ミリほどの雨量が記録された。例年だと11月の平均降雨量は70から100ミリという。一日半で1カ月分の雨量がもたらされた。紅葉にいい効果が出てくれるといいのだが。
散歩する道そばの1本の大きな枯れ木が気になる。木の名前は分からないが、葉の色が茶色に変わりその色が増していく。そうした枝の先端の方には白くなった枯れ葉も見える。周囲の木々には枯れた様子は見られない。落葉樹なら付近に枯葉が落ちていてもよさそうだが、さほどでもない。
病気、虫、それとも寿命、水不足は付近の状況からして考えられない。見上げては通るが何も出来ない。何年も見ているが気づいたのは初めて。自然のままに過ぎていくのだろうか。寒さが増すとこの道を歩くのは避ける。見届けられないがどう変わるか、暖かい日ざしの日には回ってみよう。
2、3年前までは、この木の下のゲートボール場では「カーン」という乾いた音が聞こえていた。グランドゴルフへ転換されたのか、そこは草の原に変わり、今はそれも秋色になっている。乾いた音が聞こえなくなり木もさびしくなったのだろう。これも自然の流れか。
(写真:葉が茶色に変わり気になっている木)